キャンプでも楽しめる『まるごとみかんのアガベシロップ煮』
自分用に、家族用に、友人と一緒に、自宅で、アウトドアでといろいろな食べ方が楽しめる『まるごとみかんのアガベシロップ煮』。ホリデーシーズンのスイーツにおすすめの一品です。作ったあとの楽しみ方も一緒に紹介していきます。
みかんの缶詰のような懐かしいあの味を手作りしてみよう
2021年はみかんの当たり年。気温も一気に下がり、みかんがおいしい時期を迎えています。今シーズン、いろいろな産地のみかんを食べていますが、酸味と甘さのバランスがよく、安価なものでもハズレなしのおいしいみかんばかり。
年末にかけて、贈り物としていただいたり、自宅用として多めに買うことが多いみかん。最近のみかんは高糖度で皮が薄いものが多く、傷みやすくなっているそう。みかんが傷んでしまう前に、おいしいみかんをまるごとシロップ漬けにしてみませんか?
【まるごとミカンのアガベシロップ煮のレシピ】
【材料】作りやすい分量
・みかん(小さめのもの) 8~10個
・レモン(できれば国産無農薬のもの) 1個
※スライスを2~3枚分、1/2個分のレモン果汁
・アガベシロップ 40ml
※みかんの重量の8%を目安に(甘さは好みで加減してください)
・水 300ml(みかんがひたひたになる程度)
<下準備>
・みかんは皮を剥き、白い筋をなるべくきれいに取り除きます。
・レモンは1/2個分を果汁に、その他2~3枚ほどスライスしておきます。
<作り方>
(1)みかんが重ならない大きさの鍋を準備します。鍋に分量の水とアガベシロップを入れ火をつけて沸騰させます。
(2)一旦、火を止め(1)の鍋にみかんを並べ、レモン果汁、レモンスライスを加えて再び火をつけます。みかんが煮崩れしないように落としぶたをして、ふつふつと沸騰するくらいの火加減で5~10分ほど煮ていきます。
(3)冷めたら煮沸消毒した保存容器に移して冷蔵庫で保存します。
アガベシロップについて
今回、甘味料として使用したアガベシロップは、メキシコ原産のブルーアガベの根茎から作られる甘味料で、テキーラの材料としても有名な植物です。スッキリとした味わいで、さらっとした液体なのでどんな料理にも使いやすく、GI値(血糖上昇指数)が低いという特徴を持つ甘味料です。
キャンプでおすすめの食べ方
キャンプでは、そのまま食べるのはもちろん、シロップと一緒にシェラカップ(小鍋)で温めて食べるのがおすすめです。
このとき、下記の方法で温めて食べれば、カラダの中からぽかぽかになります。
・ワインや焼酎で割ったり(スパイスなどを入れてサングリアにしても)
・コアントロー(リキュール)やブランデーを少し垂らしたり
・ジンジャーパウダーを少量振りかけたり
家での楽しみ方~冷凍保存もおすすめ
『まるごとみかんのアガベシロップ煮』の賞味期限は、冷蔵庫でだいたい1週間から10日が目安です。食べ方は、そのままでも。ほかにはヨーグルトと混ぜたり、サラダに、フルーツサンドに、フルーツポンチにしたりなど。冷凍すると3か月はおいしく食べることができます。凍らせたものは、冷凍庫から出して半解凍にして食べたり、カチカチのままフードプロセッサーでシャーベット状にして食べたり、スムージーにしたりと、アレンジも楽しめます。
冬の定番フルーツ「みかん」を楽しむひと工夫
酸っぱいみかんは、焼きみかんにするのがおすすめです。焼きみかんの作り方は簡単。皮ごとみかんを焼くだけです。ほくほく、トロッとした食感がおもしろい焼きみかん、キャンプなどで是非一度試してみてください。フルーツは「生」で食べるのが一番ではありますが、この冬、”温かいみかん”も楽しんでみませんか?