
一年を通じて温暖な気候、新鮮な魚介、豊富な農産物で有名な内房ですが、海に沈む美しい夕陽も魅力のひとつです。
冬は夕陽ハントの季節
晴天率が高く湿気が少ない関東の冬は、夕陽ハントに打ってつけです。日が短いので、夏のように19時ごろまで遊んだりはできない代わり、夜をゆっくりまったり過ごすことができます。
ある土曜日のこと。8歳の長男の小学校で展覧会があり、それを観に行ったあとの午後、私たちはキャンピングカーに乗りこみました。目指すは房総半島は内房。日没前後の空が美しく見える「マジックアワー」を、のんびり楽しみたいと思ったのがキッカケ。
鋸山山頂へ急げ!

富津市と安房鋸南町に跨る鋸山に着きました。時間のない旅人は、鋸山登山自動車道で一気に頂上まで上がります。
「秋の日はつるべ落とし」とはよく言ったもので(11月下旬に旅しました)、あっという間に夜になります。急ぎましょう!
鋸山といえばロープウエイが有名ですが、それに乗ってゆるゆるてっぺんを目指している時間は私たちにはありません。鋸山登山自動車道でガガガッ! と頂上付近にある「鋸山日本寺山頂駐車場」(無料)に向かいました。
自動車道の料金は乗用車が1000円で、キャンピングカーは1200円。家族で利用するならロープウエイに乗るよりもお得だったりして……(ロープウエイの場合、大人往復950円、6歳以上往復450円→わが家だと2350円かかります)。
注意すべきは自動車道の営業時間です。下の料金所は16時半に閉まりますが、上にある鋸山日本寺山頂駐車場は16時クローズ。また、駐車場から至近の鋸山日本寺も15時半には閉まるので。お寺を回るなら14時半、夕陽ハントだけなら最低でも15時半くらいまでには、下界の料金所を通過しておいた方がよいでしょう。
鋸山登山自動車道
全長:約2.6km
料金:普通車1000円、キャンピングカー1200円、マイクロバス3300円
営業終了時間:16:30

帰り道に撮った写真ですが、空が近く海が見下ろせる鋸山登山自動車道もなかなかステキです。道中”キョン”とサルを見かけました。
鋸山夕暮れ散歩

山頂までは、きちんと整備されている気持ちいい山道です。閉山ギリギリだったので、ロープウエイ乗り場は大行列でしたが、そのほかは空いていました。

標高329mから東京湾を見下ろします。

ロープウエイの冬期営業時間は、9:00~16:00。所要時間約4分で下界から頂上まで行くことができます。

鋸山の頂上をゆるゆると家族で散歩。少し暖かい日で、富士山こそ見えなかったけど、ふわっとした幸せに包まれる時間を過ごしました。

前回訪れたときもそうだったのですが、頂上には人なつこいネコが何匹もいます。

「鋸山日本寺」は15時半には閉まります。今回はなかに入ることはできませんでした。今度はもう少し早めに来て参拝したいと思います。

2018年10月に訪れたときの写真です。鋸山といえばな「地獄のぞき」。足がすくみますね~。

地獄のぞきを下から眺める。
鋸山は建築などの石材として適している凝灰石からなり、江戸時代から盛んに採石が行なわれたそうです。そのため山肌の岩が露出して、のこぎりの歯のように見えるとか。独特の山容は、古くから東京湾に入る船の目印となったそうです。

こちらも日本寺の過去写真。百尺観音は航海、航空、陸上交通の安全を守るご本尊だそう。

晴れていたらあちこちから富士山が見えます。
海岸線夕陽ハント

大六海水浴場にて。
鋸山を下りると、夕陽がいよいよ赤く大きく燃えていました。海に行けばどこからでも夕陽が眺められる内房です。カーナビの地図を頼りに行ってみた大六海水浴場。釣り人たちがのんびり釣り糸を垂らしていました。
今日はここでマジックアワーを楽しもう。

ただただ夕陽を眺める贅沢な時間です。

この景色を見た兄弟はいったい何を思う? 「お腹へったー」かな?(笑)
時刻はまだ17時前。さてさて、お風呂にギュッと入って、近くのスーパーで海鮮を買って、キャンピングカーで長い夜を楽しむとしましょう。
この旅のお湯「ばんやの湯」

高濃度炭酸泉のお風呂が鋸山の近くにあるんです。
界隈で有名な食事処「ばんや」。海の真ん前にある敷地内にはお風呂もあるんです。人工的に作られた高濃度の炭酸泉。身体を沈めるとどことなくシュワシュワしているような!? 大風呂は少しぬるめで、私好みでした。隣の小さいお風呂は水風呂かと思いきやちょっと熱めの湯で、熱風呂好きさんはこちらに入るといいと思います。

旅先では夫と8歳長男、3歳次男と私の組み合わせでいつも分かれて入浴しています。
ばんやの湯
営業時間:9:00~22:00(水曜日は、15:00から営業)
入湯料:中学生以上600円、4歳~小学生300円
定休日:火曜日
所在地:千葉県安房郡鋸南町吉浜99-5
https://banya-grp.jp/play/spa/
今回のキャンパーごはん

ばんやの湯近くのスーパーで地元産の魚を買いました。3パック1000円って安くないですか。もちろん新鮮!

旅に出るとメニューはお決まりの地魚+鍋です。鍋の具材は最初から切れているモノを買います。材料を鍋に入れて火をかけるだけ。

朝ごはんは家から持ってきた雑穀米をキャンパーのレンジでチン。昨夜の鍋出汁で少し煮て雑炊にしました。旅先では切ったり焼いたり極力しません。それよりも遊ぶ時間が大事なのです。
思い立ったら東京から1時間ちょっと。美しい夕陽とおいしい地魚でリフレッシュできる内房。こんな時間もたまにはいいですよね!
