今回は富山県・立山。室堂にて山ガールガイドとして活躍中の柴田華代さんが案内してくれました。
パラグライダーを代表とする“飛び系”のアクティビティーは、どうしたってハードルが高い。ひとりで鳥人間になるには、かなりの訓練が必要だ…。でも、この「ジップライン」なら簡単なレクチャーを受けるだけで、誰でもすぐさま鳥人間になれる。
腰にハーネスを装着し、プーリー(滑車)を使って高所に張られたワイヤーを滑り降りる。いわゆるアスレチックなどにあるターザンロープの発展系だけど、高度感とスピードが桁違い!
今回訪れた「ジップライン・アドベンチャー立山」の目玉コースである「立山ライン」は全長158m。ワイヤーは谷底を跨ぐ形で張られているので、その高度感はかなりのもの。今回のマドンナ役の立山ガールの華代さんは、山好きなだけあって高所に強く、楽しそうな笑い声を上げながら、いきなり手放しでピュ〜ンと滑空している。
勇気を振り絞ってテイクオフ。ギューンという音とともに、かなりのスピードで滑り落ちていく。横を見れば立山連峰が同じくらいの目線に見える。眼下は目がくらみそうな深い谷底…。足元がスーッとすくむのは、気持ちよく吹き抜けていく風の影響か、はたまた恐怖感か? 何はともあれ、景色もスリルも日本有数のアクティビティーだ。
個性豊かな8種類のコースを約90分かけて回っていく。通常はプーリーを体の前側に付けて滑空するが、コースによっては〝背中側〟に取り付け下向きに飛ぶことも。これまたスリル満点なのだ。最高時速は約40㎞で、体に感じる風圧もなかなかのもの。ゴンドラ料金込みで大人が3400円、中高生2900円、小学生2400円。