A25 a地点 ※すぐに沢すじに入れる地点を探す稜線から沢へ下るときは、第一に一刻でも早く沢すじに入ることを考えます。ヤブこぎを極力避けるためです。次は少しでも傾斜のゆるいところを探します。滑落や落石の危険が少ないからです。
さて、選択肢としてはA、B、C、Dのどれかの沢に入ることが考えられます。等高線の食い込みにいちばん早く入れるのはどこか。等高線の間隔がゆるいのはどこか。そのふたつを考えるとaのコルからAの沢に入るのがベストとわかるでしょう。
これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。あなたは何問正解できましたか?
今回のもとになった小社刊『2万5000分の1入門講座 地図の読み方』(著/平塚晶人)も読むと、地図読みマスターとなれるでしょう。
◎構成/DECO(大塚 真)、大澤竜二 イラスト/田中 斉