■ウッドデッキから湖を眺める午後
部屋の大きな窓からも、夕日に照らされて刻々と色を変える美しい湖が見えます。そろそろ夕食の時間。部屋を出て、ロビーの奥に作られた美しいウッドデッキで夕食をとることにしました。
先ほど受付を尋ねたBeerの看板の下でビールを受け取り、目の前の美しい森の湖を眺めながら、息子ハルは熱々のフライドポテトをほおばっています。ポテトをひとつ口に入れて食べ終わると、湖のほうへ近づいたり、芝生の上で遊んだり、走り回ったりしてかえってきます。
ウッドデッキの横に作られた芝生の広場には、遊具と思われるものがいくつか置かれています。ここはペットもOKのようで、ときおりこの遊具を使って犬と一緒に遊ぶ人の姿が見られましたが、平日だからか、子どもの姿は他に見られませんでした。息子ハルが走りまわっていると、それをほほえましそうに眺めながら、隣に座るご婦人が「あなたの息子はハンサムね」と声をかけてくれました。
見渡せば、ビールを飲んでいる人だけでなく、ワインを楽しんでいる人も多いようです。ロビーはダイニングもかねた飲食スペースとなっていますが、その一角に大きなワインセラーがあり、豊潤なワインの香りがたちこめています。オレゴン州はワインカントリーとしても知られていて、多くの場所で様々な本格ワインをグラスで味わうことができます。
美しい景色とおいしいお酒の組み合わせは最高に贅沢で、今日一日の疲れなどあっという間に吹っ飛んでしまったのでした。オレゴン州は、クラフトビールの多さも知られていますが、ワイナリーが多いことも最近注目を集めているそうです。