
昨年2月、佐賀県唐津市の「波戸岬キャンプ場」です。強風に抗いながらテントを建てましたが、テントのポール(支柱)が曲がり、テントの背が低くなっています。とはいえ、柔軟なポールがしなってくれ、折れることはなかったため、助かりました。十分に眠ることができました。
本記事は「ふるさと納税でテントをゲット! わが家はコレでキャンプを始めました」の続きです。
キャンプデビューまでに、どんな道具を入手したか?
テントが届いた後も、次から次へとAmazonの箱が家に届いた。夫が、グランドシート、タープ、シュラフ、ランタンなどを私の目を盗んで発注していたのだ。
夫はキャンプに興味を持っていた。一方、都会に憧れていた田舎生まれ田舎育ちの私は、「わざわざ都会から田舎へ行って外で寝る=キャンプ」だと思い込んでいて、キャンプに対して積極的ではなかった。
そんな私の気持ちを無視するかのように積み重なっていく段ボール箱、次から次へと揃っていくキャンプ道具……。
もはや、キャンプに行くしかないという状況になっていった。
それでもまだ、わざわざ外に家を作り、外でご飯を作る、小さな子供がいる中でやるのは面倒だなという気持ちがあった。
街中のフェアで突然キャンプ熱に火が着いた
そんなある日、家族でふらりと出かけた福岡の天神中央公園。たまたま開催されていたキャンプフェアに足が止まる。
緑に映える、キャンプギアたち。
3歳の娘がローチェアに座り、おままごとを始めると、目の前にキャンプのイメージが広がった。
「楽しそう!」
私のキャンプ熱が一気に高まった。
その場で、「TENTO FACTORY」の椅子とテーブルを購入して帰った。
家に着くと、すぐにキャンプ場を予約した。
(ティファールの電気湯沸かしポットを使うため、そして荷物運びの手間を省くため、AC電源付きで車を横付けできるオートサイトを予約した)
初めてキャンプの道具
というわけで、わが家がキャンプデビューまでにそろえたキャンプ道具をご紹介しよう。
LOGOSのどこでもオートベッドとセルフインフレート枕

どこでもオートベッド100。

セルフインフレート枕。

初めてのキャンプにて。テントとその下に敷くグランドシートでどの程度、地面のゴツゴツ感を緩和できるのかわからず、3歳娘のために、とLOGOSのエアベッドを購入。セルフインフレート枕は、ふるさと納税で入手しました。朝起きると、決まって枕は行方不明です。私はこの枕の高さが合わず、タオルや服を畳んで枕にしています。
テント用マットとグランドシート

LOGOSのティピーテント専用のインナーマット。クッション性のある3層構造で、地面からの冷気や湿気を遮断し、テント内を快適に保ってくれます。

専用のグランドシート。テントの下に敷くことでテントの床面の汚れや摩耗を防いでくれます。
LOGOSの焚き火台とDODの焚き火シート

LOGOSの焚き火台「THE KAMADO EMiwa」とDODの焚き火シート。焚き火はもちろん、BBQや調理にも使っています。折りたたんでコンパクトに収納できるのも魅力です。
Amazonで購入したロゴスのタープ

LOGOS の「ナバホ Tepee ブリッジヘキサタープ」。左右幅570(短辺330)×長さ435cmサイズの広々した屋根。テントとおそろいのナバホ柄です。

テントと連結可能。
LOGOSのシュラフ(寝袋)

オレンジとカーキを購入。ジップ全開で掛布団にしています。冬場はこの寝袋に毛布を追加しています。その後、娘の成長にあわせて、シュラフをもう一つ購入しました。

収納するとこれくらいの大きさです。家でキャンプ気分を味わいたい時などに、娘から「寝袋出して!」とリクエストされます。
ジェントスのLEDランタン

キャンプデビューの時は、準備した照明ギアが少なく、夜暗かったです。お手頃価格の手元を照らすランタン2つ、テント用のUFOライト、懐中電灯1つでした。広域を照らすランタンがなかったことから、焚き火の灯りが頼りになりました。手持ちランタンを移動させながら物を探したりと大変でしたが、暗闇を楽しむことができました。
DABADAのLEDランタン

DABADAのLEDランタン。
TENTO FACTORYのテーブルとローチェア

2018年のキャンプデビューのときの写真。使っているのは、TENTO FACTORYのローテーブルにローチェア。スチール製のテーブルは焚火台を囲むことができ、子供が焚き火台に触れにくい点が良かったです。ただ、焚き火を囲むフォーメーションにすると、テーブル自体のスペースが狭く感じ、食事するにはもう少し大きなテーブルが欲しくなり、後に買い替えました。

TENTO FACTORYのローチェア大。キャンプ場は、静岡県富士宮市の「ふもとっぱら」です。2019年、東京暮らしの間に訪れました。 壮大な富士山を存分に味わえる贅沢な空間でした。

TENTO FACTORYのローチェア小。公園ピクニックでもキャリーカートで運んで大活躍。がっしりめのローチェアで、安定感あり、幼児も安心です。ただ、高価でコンパクトなチェアと比べると、持ち運びがちょっと重いです。
DODのキャリーワゴン
無印良品の頑丈BOX小

無印良品の頑丈ボックス(手前の白い収納ボックス)。一般的なガスコンロがピッタリ入るサイズで、軍手、ランタン、電池、ペグ、ハンマーなど小物をなんでも放り込める。ちょっと腰掛ける時の椅子がわりやテーブルにもなる。ひとつあると何かと役に立つ箱です。

DODのリモコンUFOライト(廃盤)。LOGOSのワンポールテントのポールに取り付けて使用していましたが、ありえない強風でポールが折れて、テントを買い替えたので、今はフックに掛けて使用しています。
iglooのクーラーBOX

キャスター付きなので持ち運びも楽ちんです。
最初のキャンプでキャンプギアをどこまで揃えるか?
キャンプデビューにあたって、緩い目標を設定した。
「3歳の子供も一緒に、無事に楽しく、外で調理して食事をとり、テントで一晩過ごすこと」
キャンプにハマるかどうかわからない中でのキャンプデビュー。
できるだけ初期投資を抑えて、求めやすい価格帯のキャンプギアを最低限買い揃えた。
調理用具などは、家にあるものでまかなった。
持参した調理グッズは、まな板、包丁、ティファールの湯沸ポット。
食器は使い捨てできる紙皿、紙コップ、プラスチックスプーン、割箸、キッチンペーパーを準備した。

ワンポールテント、頑丈BOX、シュラフ…。車に積み込むと、このくらいのスペースを取ります。
キャンプ道具の総予算はいくらか?
キャンプデビューに向けてわが家が準備したギアの総予算を計算してみた。
キャンプデビューまでに買ったもの
※金額は参考価格です。ショップや購入時期により価格が異なるので参考値としてご確認ください。
- テント(LOGOS)27,000円→ふるさと納税でゲット(実質2,000円の寄附金)
- セルフインフレート枕×2(LOGOS)1,980円×2→ふるさと納税でゲット(実質2,000円の寄附金)
- テント用マット&グランドシート(LOGOS) 22,000円
- シュラフ(寝袋/LOGOS)3,279,円×2
- タープ (LOGOS)19,000円
- エアベッド(LOGOS)10,800円
- キャリーワゴン(テーブル板付き/DOD)22,000円
- 焚き火台 (LOGOS)24,800円
- 焚き火シート(DOD)3,150円
- 椅子3脚(TENTO FACTORY/スパイダーウルトラローアクションチェア、スパイダーワイド&ローアクションチェア×2)小:2,750円、大:4,180円
- テーブル(TENTO FACTORY/スチールワークスフリー4セット 1000)10,560円
- ランタン(ジェントス)2,100円
- ランタン(DABADA)2,998円
- リモコンUFOライト(DOD)※廃盤で価格不明(メルカリでは2,000〜7,000円くらいで掲載あり)
- クーラーBOX(igloo)6,578円
- 頑丈BOX(無印良品)1,290円
以上の道具を、初めてのキャンプ前に準備した。
ざっくり14万円!
キャンプデビューに向けての準備で、これが高いのか低いのかわからないが、値の張るテントをふるさと納税でゲットできたことは大きい。
振り返ると、公園のキャンプフェアで即決したテーブルや椅子は、ホームセンターのものを購入すれば、より安価に抑えることができただろう。

昨年のキャンプでとんでもない猛烈な強風が吹き、ポールが折れ曲がって空間が狭くなってしまいました。とても気に入って愛用していたテントだったのでポールのみの買い替えも検討したのですが、結局これを機に、泣く泣くテントを買い替えることに…。
初回のキャンプのあとも、キャンプの回を重ねていく中で、強風でワンポールテントのポールが折れたり、子供の成長に伴いテントが手狭になったりして、よりキャンプを快適に楽しみたい気持ちが強くなっていき、キャンプギアの購入や買替えを行なっていった。
結果、わが家のキャンプギア全体の総額は、現時点でザクっと47万円だ。
キャンプデビューまとめ
何が必要なのかわからないキャンプデビュー戦。
最初は、キャンプギアも丸ごとレンタル可能なキャンプ場でキャンプ体験をしてみるのも良い。
キャンプ場のレンタル品は高性能なものが多いので、キャンプにハマりそうならば、気に入ったギアを購入するのも良いのではないか。
わが家は求めやすい価格帯のキャンプギアでキャンプ経験を積みながら、キャンプ場で出会うキャンパーさんたちにギアについても教えてもらいながら、価格と性能、収納性を考慮して新しいギアの入れ替えをしてきた。
そして、車を買い替える際には、キャンプ道具が乗るかどうか、家を探す際には、キャンプ道具を収納するスペースがあるかどうかが選択基準の一つとなった。
すっかり、キャンプが暮らしの一部となった。
※ベッド、枕、マット&シート、ティピーの商品写真はロゴス提供。そのほかのキャンプの写真は2018年、2019年、2021年に撮影した写真です。
