冬キャンプに!栄養がたっぷり摂れる温サラダ『ゆず香る冬野菜とひよこ豆のオイル蒸し』
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    2022.01.23

    冬キャンプに!栄養がたっぷり摂れる温サラダ『ゆず香る冬野菜とひよこ豆のオイル蒸し』

    蒸しあがった野菜と豆を取り分けた様子。

    素材のうまみが凝縮した甘~い冬野菜にゆずを添えて。

    湯気までおいしい『ゆず香る~冬野菜とひよこ豆のオイル蒸し』

    蒸し料理にはふたを開ける瞬間の楽しみがあります。ゆずの香りと野菜のうま味を含んだ水蒸気が格別においしい一品です。

    湯気が立ち上る蒸しあがった瞬間の様子。

    湯気もおいしいごちそうです。

    年末から年始にかけてごちそう続きのお正月休みから日常に戻り、そろそろカラダに疲れが溜まってくるころでもあります。そんなときには、カラダにもお腹にも優しい温かな食事を心掛け、自分を労わってあげましょう。

    冬に美味しい”白い”野菜を厳選

    冬に旬を迎えた野菜、白菜など。

    冬が旬の白い野菜。

    冬に旬を迎える野菜は、厳しい寒さに耐えうるよう細胞に糖を蓄えています。冬野菜が甘く感じるのはこのためです。ほかにもこの時季の野菜には、免疫力を上げる効果や血行を促進する働き、抗菌作用があるなど、私たち人間にもたくさんの恩恵があります。なかでも冬に美味しい時季を迎えた白い野菜を厳選して栄養がたっぷりのカラダも温まる蒸し料理を紹介します。

    【ゆず香る~冬野菜とひよこ豆のオイル蒸しのレシピ】

    今回使用した材料。

    今回使用した材料です。野菜、豆だけでは物足りないときは、今、旬を迎えている魚介類、牡蠣や真鱈に軽く酒をふって一緒に蒸しても。

    【材料 2人分】

    • 白菜 1/8個分
    • カブ 小3~4個
    • カリフラワー 1/4個
    • 長ネギ(泥ねぎなど太めのもの) 1本
    • れんこん 1節
    • セロリ 1/2本
    • ひよこ豆(大豆など好みの豆) 適量
    • ゆず 1個
    • オリーブオイル 大さじ1程度
    • 自然塩 適量

    <下準備>

    • 白菜は食べやすい大きさにカットします。
    • カブは茎の部分を長めに残し、皮をむきます。
    • カリフラワーは大きめの房に分けます。
    • 長ネギは、5~6cmくらいに切り分けます。
    • れんこんは皮をむき、1cm厚にカットします。
    • ゆずは1/2個分の皮を千切りにし、半分にカットして種を取り除きます。

    <作り方>

    (1)鍋に野菜とひよこ豆をバランスよく並べます。

    タジン鍋に野菜と豆を並べた様子。

    ここではタジン鍋を使っていますが、メスティンなどほかの鍋でも代用可能です。

    メスティンを使う場合は、こちらの作り方を参考にしてください。

    オリーブオイルを回しかけている様子。

    水、塩、オリーブオイル、ゆずの皮を順番に。

    (2)(1)の鍋に水100mlを入れ、塩をそれぞれにひとつまみ、大さじ1のオリーブオイルを回しかけ、ゆずの皮を散らして蓋をします。

    鍋の蓋を閉める様子。

    火加減は中火。途中、水分が足りなければ水を足します。

    蓋がぽこぽこと沸騰してきたら火を弱めて、野菜が柔らかくなるまで蒸します。時間にしてだいたい15分程度を目安に。

    <おすすめの食べ方>

    • ゆずを軽く絞って、塩とオリーブオイルを数滴かけて。
    • 味噌をちょこっとつけて。
    • 野菜から出たおいしい出汁にしょうゆを少し垂らしたところにゆずを絞って。

    ほかにも、お気に入りのドレッシングをかけるなど、お好みで。

    豆の種類も好みのもので

    ひよこ豆。

    豆は茹でたものでも、蒸し豆にするとグッとおいしくなります。

    今回は、ひよこ豆を使ったレシピを紹介しました。ひよこ豆はホクホクとした食感がおいしい、炭水化物が多めのお豆です。豆を大豆に変えれば、植物性タンパク質多めの食事になります。いろんな豆を用途に合わせて使ってみるのもおすすめです。

    タジン鍋のよくできたしくみ「巡り」

    タジン鍋。

    タジン鍋はキャンプの調理ギアとしておすすめです。

    タジン鍋に材料と少量の水を入れ、蓋をして火にかけます。火加減は弱火でじっくりが基本です。しばらくすると鍋と蓋の間の淵に水が溜まってきます。これは無水鍋と同じ作用で、鍋の中は密閉された状態で、蒸気で満ちています。このうま味をたっぷり含んだ蒸気は、タジン鍋の特徴である尖がった蓋のてっぺんで一旦冷やされて、再び鍋の中へ戻るという”巡り”を繰り返しています。

    タジン鍋の中では、素材から出た水分を循環して調理されています。素材から出たうまみたっぷりの出汁も残さずいただくことを、くれぐれもお忘れなく。

    私が書きました!
    料理研究家
    小牧由美
    東京を拠点に食に携わる仕事で20年以上活動。その間、ヴィーガンカフェの店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、野菜や果物、ナッツなど、旬の素材を中心とした料理やヴィーガンレシピの創作、商品開発などを行っている。http://yamabon.jp/

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