燻製、流行ってます。なんのことはない食材がスモーキーな香りを纏うことで絶品に変身。さまざまな燻製の方法と、一度食べたら病みつきになること必至の意外な食材も紹介します!
教えてくれたのはこの人!
スモーキーフレーバー代表
服部 弘さん
絶品アウトドアスモークに挑戦!
スモークチーズが好きすぎて、脱サラしてスモークチーズ製造会社まで立ち上げてしまった服部さん。現在は365日燻製漬けの毎日で、2年間で700本のレシピ動画を上げるほど。
「そもそも燻製は保存のためのものですが、いまは香りを纏わせるおつまみ燻製が流行っています。庭やキャンプで気軽に挑戦するなら、最初は道具も手軽なおつまみ燻製がおすすめです」
服部さんが用意してくれたのは、ダンボールからバケツ燻製器まで全5種類。
「燻製は温度帯によって3種類に分類できます」
80度C以上の高温で食材に火を通しながら燻すのを熱燻、30〜80度Cの煙でじっくり燻すのを温燻、30度C以下で食材に火を入れたくないのが冷燻だ。
「初めてならスモークウッドとダンボールを使った手軽な温燻や、あまり温度の上がらない固形燃料を使うのもいいでしょう」
食材も下準備不要で即燻製できるものが向いている。
「慣れたら、ハムやベーコンのように、塩漬け、乾燥、燻製と段階を踏むものに挑戦してみてください。でき上がったものは保存性も高められますよ」
お手軽&お手製燻製機で燻製術の始め方をマスターしよう!
スモークウッドを使ったダンボール燻製
スモークウッドは火を点けたら熱源不要で放っておけるのが大きな魅力。ダンボール燻製器は紙でも2〜3回は繰り返し使える。
登山でも楽しめるメスティン燻製
鍋を傷めないよう、短時間で仕上げるメスティン燻製。中火で煙を立たせたら、弱火にして燻すのがコツ。
100均アイテムと固形燃料のお手軽燻製
100均のボウル、網、取っ手で作るお手軽燻製器。ステンレスが薄いので、熱源は火力の弱い固形燃料を組み合わせる。
おうちキャンプにおすすめ お鍋燻製
家の鍋を使って熱燻にチャレンジ。30分ほどの短時間燻製に最適。ボウルを利用して円形のフタを作れば、中が結露しても安心。
憧れのベーコンに挑戦できるバケツ燻製
しりつぼみになったバケツは網が自動的に引っかかるので燻製器が作りやすい。深さもあるので、豚バラや魚など、大きな食材が乗せられる。
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※構成/大石裕美 撮影/小倉雄一郎
(BE-PAL 2022年2月号より)