ネオングリーンのイラストが映えるバッグ
ビーパル3月号(2022年2月9日発売)の特別付録は「BIGサコッシュ&マルチトート」。トートとサコッシュの、2通りの使い方ができるバッグです。
ブラック一色の背景にネオングリーンの線で描かれた動物のイラストが、なんとも印象的な仕上がりです。
描かれている動物は、左から順にカワセミ、ヤマメ、クマの3体。ビーパルの読者であれば、このユニークなイラストが誰による作品かすぐにわかったはず。
国内外で高い評価を得ている絵本作家のひとりであり、ビーパルのオリジナルアイテム「トラベラーズ・ダイアリー」などのデザインも手がけている、村上康成氏によるものです。
見た目の可愛らしさもさることながら、実際に使ってみると、機能性においてもなかなか優秀でした。
まずは容量をチェックしてみた!
名前に「BIG」とつくだけあり、一般的なサコッシュより大容量であることは一目瞭然。5cmのマチが設けられており、バスタオルも入ります。
しかし実際の容量が何Lであるのかは明記されていません。そこで「1Lの水を入れたビニール袋がいくつ入るか」の検証によって、容量を確かめてみました。
結果はサコッシュとして使うのであれば約6Lで、トートとして使う場合は約13L。トートの容量はそこまで大きくないものの、サコッシュの容量はかなりのものでした。
ただしこれは公式のデータではないため、あくまで参考としていただければと思います。
軽くて丈夫なリップストップ生地を採用
バッグの表面を見ると、格子状の模様が浮き出ています。これは「リップストップ生地」と呼ばれる、特殊なナイロン生地特有のもの。
生地の製造にあたり、細い繊維を編み込みながら、等間隔で太い繊維を通す製法が用いられています。
細い繊維ならではのしなやかさと軽さ、そして太い繊維の強さの両方のメリットを取り入れているのが特徴です。
それにくわえ、このバッグにおいては撥水加工がほどこされています。
あくまで防水ではないためどの程度の雨に耐えられるかは未知数ですが、軽く濡れるくらいでは内部まで浸透しない仕様です。
どうしても濡らしたくないものは、ドライバッグやビニール袋に入れておけば問題ないでしょう。
ジッパーつきでプライバシーを確保
バッグの上部にはジッパーを装備。トートとして使う際はとくに、ジッパーがあることの恩恵を感じられます。
たとえば荷物がたくさん入った状態で床に置いたとき、バッグがゴロンと転んでも中身が飛び出しません。雨や砂埃が入るのも、ある程度防いでくれるはずです。
また、中身を人に見られずに済むというメリットもあります。
「別に変なものは入ってないけど、持ち物を見られるのはなんかイヤ!」と、そんな人にとってありがたい仕様です。
大きなメッシュポケットで実用性アップ
このバッグの大きな特徴の1つが、縦27cm、横37cmほどのメッシュポケット。
基本的にはジッパーつきのメインスペースへ荷物を入れ、すぐに取り出したいものはメッシュポケットへ。そんな使い方ができます。
トートとサコッシュのいずれの形態でも使えますが、サコッシュとして使う際はとくに大きく貢献してくれます。
というのも、サコッシュの形態にすると、トートとくらべて容量が減ってしまうからです。その減ったぶんの容量を、メッシュポケットの収納力がカバーしてくれます。
折り返した生地が、メッシュポケットのフラップとして機能する点もよく考えられています。
折りたたみ傘、レインジャケットなど、濡れたものを入れておくのにも便利です。
可愛いイラストが擦れて消えてしまうのを、防ぐ役割も担ってくれることでしょう。
普段使いできる付録はやっぱりイイ!
ビーパルの特別付録として、小さなシェラカップであったり、肉を焼くための鉄板であったりと、豪華なキャンプ用品がよく登場します。
また月によっては、普段使い、あるいはちょっとしたアクティビティーで使えるアイテムが付属することもあります。
どちらも非常に魅力的ですが、使い所の多さでいうと後者に軍配があがるでしょう。
とくに今回の「BIGサコッシュ&マルチトート」のような“収納”に関係するアイテムは、いくつあっても困りません。
着替えやタオルを入れたり、替えのシューズを入れたりと、アウトドアを趣味とする人にとっては何かと役に立つシーンが多いはずです。
そしてやはり、何よりの魅力は村上氏のイラスト。自分で使うのはもちろん、子どもが習い事で使うバッグとしてもおすすめです。