登山やハイキングで、エネルギー不足にならないために欠かせない「行動食」。栄養補助食品やチョコレート、スナック菓子など選択肢がたくさんあるので、何を選んだらいいのか悩みませんか?
そこでこの記事では、行動食の正しい選び方をまとめています。
コンビニで買えるおすすめ商品も紹介しているので、参考にしてくださいね。
行動食が必要な理由
登山やハイキングでは、数時間体を動かし続けます。そのため、朝、昼、晩の食事ではカロリーや栄養が補いきれず、スタミナ切れを起こすことも。そこで食事と食事の間に、行動食といわれる、高カロリーで栄養価の高い間食をとるのです。
行動食は、歩きながら、もしくは立ったまま食べるのが基本。小休憩のたびに腰を下ろしてゆっくりとエネルギーチャージをしていては、テンポが悪くなり、計画倒れしてしまうからです。
万が一遭難したり怪我をしたりして、下山ができない時の命綱にもなります。不測の事態の備えとして、短時間の登山でも行動食を携帯しましょう。
行動食の選び方
行動食にはいろいろな種類があるので、「何を選んだらいいのか分からない」という方も多いでしょう。失敗しないためのポイントが、4つあります。
1.少量でエネルギーチャージできるもの
行動食は、小分けにして食べます。なぜなら、一度にまとめて食べると消化にエネルギーが使われて、筋肉に十分血液が回らなくなったり、胃もたれを起こしてしまったりすることがあるからです。
そのため、少量で必要なカロリーや栄養を摂取できる食品を選びましょう。
消化吸収が良く、すぐにエネルギーに変換されるものと、腹持ちが良く、ゆっくりエネルギーに変換されるものを組み合わせるのもポイントです。
2.持ち運びのしやすさ
思い立った時にすぐに取り出して食べられるパッケージや、形状のものを選びます。
当たり前ですが、全てのゴミが持ち帰りになります。外箱や包装用フィルムは、できるだけ自宅で破棄しておくといいでしょう。
3.バランスを考える
日常生活で疲れた時は、甘いものが定番ですよね。確かに、糖質はすぐにエネルギーに変わるため、登山でも必要不可欠です。
しかし、長時間の運動をサポートするためには、汗をかいて失われる塩分やエネルギー変換に必要なビタミン類も必要です。また、少量で効率よくエネルギーを生み出せる脂質も一緒に取れるものを選ぶようにしましょう。
行動食は数種類用意すると、いろいろな栄養素をバランスよく摂取できます。
4.嗜好に合っているか
行動食は、エネルギー補給だけではなく、疲れた時のご褒美的な要素もあります。食べた時にテンションが上がるような、嗜好に合ったものを選ぶのがおすすめです。
また、疲労感が強い時は甘いもの、汗をかいた時は塩気が強いもの、と体は自然とその時に不足しているものを欲します。
甘いもの、しょっぱいもの、酸っぱいものなど、数種類の行動食を携帯するのがおすすめです。
コンビニで買えるおすすめ4選
コンビニは個包装のお菓子や1人用の食品が豊富なので、行動食を選ぶのにピッタリです。美味しくて、効率的にエネルギーチャージできる商品を紹介します。
1本満足バーシリアルチョコ
バータイプのシリアルは、歩きながら食べるのにピッタリです。
4本の切れ込みが入っていてるので、ちょこちょこ食べやすいのもポイント。食べ応えも抜群です。
クランキーポップジョイ
長時間の登山には、糖質と脂質が同時に摂れるチョコレートがおすすめです。
ポケットに入れると、冬場でも体温で溶けてしまうことがあります。シュガーコーティングされているものや溶けにくい製法で作られているものをチョイスしましょう。
ほどよい甘さの甘い干し梅
塩分不足になると一気にバテるので、塩分チャージできる行動食も持参しましょう。梅干しの酸っぱさの元であるクエン酸は、疲労回復効果があるといわれています。ビタミンやカリウムが摂れるのも魅力!
「ほどよい甘さの甘い干し梅」は種無し&チャック付きパックにまとめて入っているので、ゴミが最小限なのも嬉しいポイントです。
1日分のナッツ&フルーツ
ナッツは糖質やたんぱく質、脂質などがバランスよく含まれています。ナッツに含まれる不溶性食物繊維は、胃の中で膨らむため、腹持ちが良いのもポイント。
ボトルに移しておけば、そのまま口に流し込めるので、手が汚れている時に便利です。
お気に入りの行動食でパフォーマンスをUP
長時間体を動かす登山やハイキングでは、エネルギーを補給するための行動食が必要不可欠です。
少量でバランスよくエネルギーチャージできるものを選ぶのがポイント。その他にも、携帯しやすさや、嗜好に合わせてチョイスしましょう。
コンビニでは、行動食にぴったりな食品が手軽に買えます。登山やハイキングをする際は、不測の事態が起こる可能性が0ではないので、行動食を忘れずに持参してくださいね!