義理の父母と一家でキャンプデビュー
実はわが家、キャンプデビューの1年前に、キャンプデビュー未遂を経験している。
2017年9月、もうすぐ2歳になる娘をつれて、義父母とキャンプに行った。
場所は福岡市内から車で約1時間半、美しい星空が見れて、温泉施設があることで人気の「池の山キャンプ場」。
昔からキャンプ好きの両親に、キャンプギアを借りてのキャンプデビュー、となるはずだった。
その日、キャンプ場へのチェックインはお昼過ぎ。
夫や義父がテント設営している間、2歳娘と義母と私とで、シャボン玉や追いかけっこをして遊んで過ごした。
日射しも強く炎天下。
キャンプ当日、2017年9月9日の天気を調べたところ、福岡県内の最高気温は29.7度C、最低21.1度Cだった。
当時のテントを張っていたサイトには、日差しを遮るものがなく、持参した“うちわ”で涼みながら過ごしていた。
2つのテントを張り終えるまでに時間を要した。
テント設営が終わると、車で5分ほどの温泉施設(星野温泉館 きらら)へ。
夫も義父もお酒を飲んでいたため、車ではなく徒歩で向かった。
2歳児を抱えての移動は、やけに遠く感じた。
温泉からキャンプ場に戻ると異変が…
温泉への入浴後、テントに戻ると、私も娘もぐったり力尽きた。
熱を計ると2人とも39度C。
近くのテントの方からロキソニンをいただいたが、まだ小さな娘の体調が心配で病院へ行くことを決めた。
タクシーを呼び、キャンプ場から近隣の夜間病院へ。結局、そこからそのまま福岡市内の自宅へ帰ることにした。タクシー代は約4万。
2人とも大事には至らず、薬をもらって体調は回復した。
こうして最初のキャンプデビューは未遂に終わった。
初めてのキャンプに娘も私もテンションが上がり、「キャンプを楽しもう〜!」と、外遊びに夢中になっていた。
そして力尽きてしまった。
キャンプ大失敗から学んだこと
このキャンプデビュー未遂からの学びが4つある。
予定を詰め込まない
このキャンプ前日にも佐賀県三瀬村の「農家民宿 具座(ぐざ)」に宿泊し、川遊びやブルーベリー狩りを満喫していた。
連日の遊び疲れも、高熱に影響したようだ。
小さな子どもにとって、旅行やキャンプは楽しいけれど、疲れもたまる。
子連れだと母親の疲労蓄積も予想以上だ。大人だけのキャンプとは違うことを心得て、できるだけゆったりと予定を組みたい。
キャンプデビューは、心地好く過ごせる季節を選びたい
特に子どもが小さいうちは暑過ぎず、寒過ぎずの秋や春が良い。
前日に宿泊した山間の宿は、夜は冷んやりとしていて、肌寒さも感じた。
その後、キャンプ場へ移動して、炎天下の気温差に身体がついていけなかったのかもしれない。
暑い中でのテント設営は、避暑スペースを確保して行おう
直射日光を浴びると、思っている以上に身体が疲れる。
設営中にも、休憩スペースとして、ポップアップテントなど小さめのテントを張って、涼める場所を確保しておきたい。
暑い中でのキャンプは、水分補給しながら木陰でゆっくり過ごそう
せっかくのキャンプ、外遊びを満喫したい!と、はりきり過ぎに気をつけたい。
キャンプでの長い夜を楽しむためにも、暑い日中は、休みながら過ごして、体力を温存することも考慮しよう。
子連れキャンプは無理をしないことが肝心
わが家の初キャンプは、夕方、2歳娘と私が39度Cの熱が出てしまい、タクシーで病院へ直行することに。
そのまま帰宅したため、キャンプデビューは未遂に終わった。
この体験以来、もうキャンプなんて行くものか…とキャンプ嫌いになっていた。
しかし、娘が大きくなり、キャンプが好きな夫によりキャンプギアが揃って行く中で、もう一度キャンプチャレンジしたいと思った。
苦いキャンプ未遂の経験を糧に決めたことがある。
“無理しない、安全第一、みんな楽しく” 。
このことをモットーに、これからもキャンプを楽しんでいきたい。
ズボラキャンプ、バンザイ!だ。