ホットサンドメーカーの取っ手を、はずせるように改造
「皆さん、こんにちは。今日は、ジジイが持っている4個のホットサンドメーカーの中で、一番、出番が多い『4w1h/ホットサンドソロ』を紹介します。これは、1枚のパンを半分に折って使うタイプです。食パン2枚を挟むものも持っていますが、そんなに食べきれへんので、これが丁度ええんですわ。それに、本体の形状がよくできていて、パンを押さえなくても簡単に挟めるんです。グリップ側が波のような形状になっていて、それがストッパーの役目をしてますねん」
winpy-jijiiさんが愛用するのは、新潟県にある『燕三条キッチン研究所』が発売する『4w1h/ホットサンドソロ』という製品。現在の製品は、2枚のプレートが簡単に外せるようにモデルチェンジされているが、winpy-jijiiさんのものはプレートが外せない初期型。あれこれ考え、さらに使いやすく改造したそうだ。
まずはホットプレートの分解から
「このままでも十分使いやすいんですが、ツーリングやソロキャンプのときに持ち運びやすくするため、取っ手を簡単に取りはずせるように改造しました。まず、作業性を良くするために、プレートを留めているピンを抜きました。これは、細い棒と釘を連結した工具を作り、本体に傷がつかないよう気をつけながら、ハンマーで自作した工具を叩いて抜きます」
初期型を改造する方は、工具の作り方や抜き方を紹介した下記の動画をチェックしよう。
リベットはドリルで削り落とす
「次にプレートと取っ手を留めているリベットを削り落とします。これはドリルで作業します。リベットはプレートの内側のほうから削ります」
ボルトに合わせて穴を大きく
「プレートにあいている元々の穴は約4.2mm径です。ちょうどええボルトがあればいいんですが、5mm径のボルトしか持ってなかったので、穴を大きくしました。プレート側の2つある穴のうち、蝶ナットを使うほうだけは、ボルトが通るように、ドリルを使って穴を5mm径に広げます。もう一方は、ボルトをねじ込んで留めるので、少しだけ穴を広げます。この作業はネジを切るタップを使うと外れにくくなりますが、今回はリーマーで作業しました」
「蝶ナットを使わない方のボルト(長さ10mm)は本体の外側からねじ込みます。プレートはアルミ製で柔らかいので、グリグリねじ込めばボルトを固定できます。もうひとつの穴にもボルトを通し、こちらは蝶ナットで締めれば完成です。分解するときには、蝶ナットを緩めてはずすだけで、取っ手は簡単にはずせます」
取っ手を取りはずせるようにしたことで、持ち運びが格段に楽になり、出番が増えたという。
「ポケットサイズになるホットサンドメーカー、ええでしょ。それと、やってみて気が付いたんですが、蝶ナットとプレートの高さが揃い、コンパクトストーブの上に置いたときにフラットに置けて滑らなくなりました。これはたまたまやけど、便利になりましたわ。皆さんもぜひやってみてください」
●「4w1h/ホットサンドソロ」はこちらからご購入いただけます。
https://www.pal-shop.jp/item/A75207918.html
取材・構成/yamabon