「みそラーメンに必要なのは、ラーメンではなくみそ(ともやし)だったんだ!」ということに気づいてしまう衝撃の料理の登場です。今回、蓮池陽子さんが提案するのは、炭水化物(ラーメン)抜きのみそラーメンふうスープ。キャンプというと、ついついヘヴィーな料理を作ってしまいがちですが、「たまにはヘルシーな料理で体を大事にしましょう」という趣向です。
とはいえ、オジさんたちの心がわかる陽子さんのことだから、コクのある濃厚な味に仕上げます。豚ひき肉と鶏がらスープの素という2つのうまみを使いつつ、みそは熟成期間の長い濃厚な赤みそを使用。なおかつ、そのみそをもやしと同じタイミングで投入して煮込みます。ふつうみそ汁などを作るときは、火をとめてからみそを入れますが、これはみそが先。もやしをみそで煮込むことによって、もやしにしっかり味を染み込ませる作戦です。たったこれだけの工夫で、一袋39円のもやしが、390円くらいの味になります。ほんとうです。
もうひとつの工夫は、少し牛乳を入れること。濃厚さにまろやかさが加味されます。汁までがっつり完食してください。
みそ大好きの陽子さんによる「ソトみそスープ」は、Facebookの「みそパル」でも月に4回公開中です。その中から厳選したメニューを『BE-PAL』本誌(次回は2022年4月号)でも紹介しています。こちらもお楽しみください。
【陽子さんのソトみそスープ 第5回 もやしのみそラーメンスープ】
●材料(1~2人用)深めのフライパンを使用(直径約20㎝)
豚ひき肉…80g
もやし…1袋
ニラ(1〜2cm幅)…3本
コーン…大さじ3〜4
牛乳…50ml
鶏がらスープの素…小さじ1
米みそ赤(熟成タイプ)…大さじ2
バター、こしょう…適量
●作り方
1、フライパンにひき肉を入れて火にかけ焼き色をつけつつそぼろ状にする。
2、水400ml(分量外)、もやし、鶏ガラスープの素、みそを溶き入れてもやしに火が入るまで加熱する。
3、牛乳を加え、一煮立ちしたらニラとコーンを入れて火を止める。こしょうを振り、好みでバターを落としどうぞ。
※この日、陽子さんはにんにくを忘れましたが、にんにくが入ると風味&コクアップしますのでぜひ入れてみてください(にんにくはすりおろしでもチップでもOK)。
協力:みそ健康づくり委員会