条件がよければテント内にマットを敷いただけでも十分な寝心地は得られるが、湿気が多い日や地面が石などでゴツゴツしているときは……。そんなときにありがたい存在が「コット」。アウトドア用の簡易ベッドだ。
今回、僕が山梨県・尾白川渓谷の美しいキャンプ場に持ち込んだのは、ヘリノックスの軽量タイプ。駐車場から離れたキャンプ地でも持ち運びには苦労しない重量約2.2㎏のモデルだ。
組み立ては簡単で、たった3分ほど。コットはベッドシートの弾力性が重要で、張りが強いとシートが板のように感じられ、張りが弱いと体が沈みすぎて寝心地が悪い。その点、このコットには理想的な弾力がある。アルミニウムのフレームは体を横たえても少しも歪むことはなく、非常に安定していて頼もしい。