新しい山ごはんメニューを取り入れ、これまでの登山やキャンプに楽しみを加えていきたいという人も多いでしょう。
アウトドア料理というと「ダッチオーブン」「メスティン」などあれこれと調理器具を用意するのも楽しみの一つですが、そんな調理器具要らず、ささっと簡単で、巻き簾の代わりにラップを使っで作る韓国風海苔巻きの「おりたたみキンバ」というアウトドアレシピをご紹介します!
韓国のファストフード キンパとはキムパプとも呼ばれ、海苔でご飯を巻いて作る日本の海苔巻きに似た韓国料理です。韓国では遠足やピクニックのお弁当として持って行くことも多く、人気があるのです。
キムは海苔、パプはご飯の意味になります。ごはんは酢飯ではなく、ごま油や塩で味付けするのが特徴。
ということで、アウトドア用には好きなな食材をあらかじめ用意しておき、食べる直前に具材をラップに挟んで作って食べるというスタイルがオススメ。お子さんとも一緒にも作れて、簡単でしかも楽しいキンパのレシピをチェックしていきましょう!
1. 具材をコンビニで揃えてみた
登山に行くために早く出発したけど、前日に食材の準備もできなかったり、スーパーは営業時間外だったり。渋滞など買出しをする時間がない状況でも頼りになるのはコンビニ。早朝でも深夜でも利用できる街のコンビニは、山ごはんに活用できる食材の宝庫。朝に思い立ってもすぐに作れることを目指して、アルファ米と海苔と調味料以外に用意した具材は全て登山口の近くにあったコンビニで揃えてみた。
用意したのは、海苔1枚、アルファ米1個、ごま油と塩を少々。スライスチーズ1枚、ゆで卵1個、スモークタン(35g)、カット野菜の具材は4品、あとはラップだけ。
2.海苔の上に好きな具材を4つに配置する
やはりホクホクのご飯が美味しさを引き立てるので、まずは出来上がり時間の掛かるアルファ米をはじめに準備していきます。熱湯を注いで15分待つと炊き立てのようなご飯が出来上がるので、出来上がった時にごま油と塩を少々振りかけて混ぜて仕上げればオッケー。さあ、ご飯の出来上がりを待つ間に海苔や具材を準備していきましょう。
用意する海苔のサイズは、全型と呼ばれるタテ21cm×ヨコ19cmを人数分。小さなサイズだとご飯や具が溢れてしまいます。
海苔は写真の点線の部分、真ん中の下半分のところに切り込みを入れます。その後、バーナーで軽く炙ることで海苔の香りを引き立てながらパリッとさせておくことができます。
3.巻かずにパタパタと折り畳む
具材をいよいよ海苔の上に置いて折りたたみます。写真のように海苔を4つのエリアに分けて具材をそれぞれ置いていきます。ポイントになるのは具材同士の間隔を少し空けること、そうすることで折りたたみやすくなります。たくさん載せると綺麗に折り畳めなくなるので少し控えめに載せる方がちょうど良いかも。
ここまでくれば、あとは折りたたむだけ。切り込みを入れた方の具材からパタパタと折りたたんでいきます。全て畳み終わったら全体をラップでくるんでご飯と具材を馴染ませます。ラップを剥がして半分のところでカットすれば完成です。
4. 具材でカラフルに彩ればインスタ映え
具材次第でアレンジが無限大となるのがこのレシピの特徴。韓国風にこだわるなら、キムチやナムルなどを入れるのがおすすめ。
恵方巻きやおにぎりに使われる具材との相性は抜群。カラフルでバラエティにとんだ具材でオリジナルレシピを発信する方もいるので工夫してみては?
例えば厚切りのハムやスパム、さまざまな色の野菜などを並べてカットするだけで、インスタ映えするカラフルな断面になります、どんどん新しい食材を取り入れるきっかけにもなるので、お子さんと楽しみながらアレンジしてみてください。