世界が認めるウォーターボトル
アウトドア用のウォーターボトルのなかで、不動の地位を築いているナルゲンの製品。クライミングやマリンスポーツなど分野を問わず、世界中のアウトドアマンたちが愛用しています。
「ナルゲンボトル」とも呼ばれるこのアイテムの特徴は、落としても割れない強靭なボディ、樹脂製ならではの軽さ、シンプルかつ確実に密閉できるキャップ。
そしてそれらの特徴がもたらす「信頼性の高さ」こそが、なによりの魅力でしょう。
おもに水を入れて携帯するための道具ですが、活用方法はそれだけではありません。ナルゲンボトルが持つ特徴を活かせば、さまざまな場面で役立てることができます。
寒い時期は“湯たんぽ”のかわりに
ナルゲンボトルの耐熱温度は100度C。熱に強い特性を利用すれば、湯たんぽとして使えます。ナルゲンボトルの活用術としては、わりとポピュラーなものです。
湯たんぽとして使う方法は、ケトルやクッカーでお湯を沸かし、ボトルに入れてキャップをしっかり閉めるだけ。
あとは太ももにはさんだり、シュラフの足もとに入れたりと、体を効率的に温められる方法で使います。
ただしヤケドには細心の注意を。高温のお湯を入れる場合は、タオルに巻いて輪ゴムで縛るなどの工夫が必要です。
水漬けパスタを作って料理の時短に
普通であれば5〜10分ほどかかるパスタの茹で時間を、大幅にカットする裏技があります。それが「水漬けパスタ」。
ナルゲンボトルは完全に密閉できるため、水漬けパスタを作るのも簡単です。
水漬けパスタの作り方は、茹でる前のパスタをボトルに入れ、水を目一杯注いで2時間以上漬けておくだけ。
家を出る前に仕込んでおけば、昼食の時間までには調理可能な状態になります。あとはパスタソースと一緒に加熱するだけ。
とっても簡単に、モチモチ食感のパスタが完成します。
安全な素材だから食料の携帯にも便利
ナルゲンボトルに使用されている素材は「トライタン」。
人体への悪影響が懸念されている化学物質「BPA(ビスフェノールA)」(※)を含まない、BPAフリーの樹脂素材です。
そのため水はもちろん、米やオートミール、下処理を済ませた食材なども、安心して入れておくことができます。
耐冷温度−20度Cと低温にも強く、クーラーボックスのなかで冷やしても問題ありません。食材の美味しさや香りを保ったまま、汁もれの心配もなく携帯できます。
(※)参考:厚生労働省「ビスフェノールAについてのQ&A」
絶対に濡らしたくないものを入れるケースとして
密閉できる特性とボディの強靭さを活かせば、防水仕様のケースとしても重宝します。
替えの下着や靴下、マッチ、車の鍵など、絶対に濡らしたくないものを入れておくのに便利です。
落としても、ぶつけてもまず割れることがなく、信頼性の高さは貴重品を入れておくのにも十分。内部の空気によって水に浮くため、海や川に落としても手が届けば回収できます。
カラビナを利用してバッグやベルトに装着すれば、ループが断裂しない限りは落とすこともありません。
LEDライトを入れてランタン代わりに
点灯状態のLEDライトを上向きに入れてキャップを閉じると、光がボトルのなかで屈折・反射し、ボトル全体がぼんやりと光ります。
これはナルゲンボトルが持つ、特徴的なカラーリングを活かした使い方。光量はひかえめながら、ランタンの代わりになります。
ボトルの色によって、明かりの色が変わるのが面白いところ。自分のテントの場所を示す、目印としても使えます。
たとえ小さなLEDライトでも、手もとを照らしたり、テント内の照明として使ったりするには必要十分。
完全に密閉できるため、雨や夜露でLEDライトが濡れるリスクもありません。
見た目以上に魅力的なナルゲンボトル
世界のさまざまな場所で活躍している、ナルゲンボトル。
料理用の水を携帯したり、湧き水を採取したり、あるいはドリンクを入れて会社やジムに持って行ったりと、オン・オフ問わず活用できます。
すでに持っているのであれば、今回ご紹介した活用術を試してみてください。
まだ持っていないのなら、ぜひこの魅力に触れてみてください。
“ただの”ウォーターボトルでありながら不思議と愛着が湧き、長く使い続けられるアイテムです。
ナルゲン(nalgene)
広口0.5L Tritan
容量:約500ml(満水容量)
重量:約90g
耐熱温度:100度C(本体)
耐冷温度:−20度C(本体)
素材:飽和ポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン
価格:1,760円
ナルゲン(nalgene)
広口1.0L Tritan
容量:約1.1L(満水容量)
重量:約180g
耐熱温度:100度C(本体)
耐冷温度:−20度C(本体)
素材:飽和ポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン