
草津温泉スキー場にて。人生2度目のスノーボードを楽しんだ次男、3歳8か月です。
3歳になったらスノーボード始めどき
スノーボードが大好きな私です。やはり夢は、子どもと一緒に山のてっぺんからダーッと滑り降りること!! なのですが、いったい何から教えたらいいのかわからない。
斜面を怖がったら?
スノーボードより雪遊びの方に夢中になったら?
そもそも、「雪山は寒いしイヤダーッ!」となってしまったら!?
今年の年始、夫の親友であり元プロ・スノーボーダーの北田くんファミリーと、白馬トリップをご一緒させてもらうことに。

北田眞幸さん。通称「北田パパ」。以前はスノーボードクロスのプロとして活動していたそうです。
北田くんは会社員をするかたわら、以前はスノーボードクロスのプロとして活動。現在は、中1と小4の男の子、小2の女の子、3人の子どもたちのお父さんです。
シーズン中、20~30日は雪山に通っているそうで、彼の家のクルマもキャンピングカー。3年前にその車両を買ってからは、雪山へ行くフットワークがさらに軽くなったそう。もちろんお子さんは全員スノーボードがとても上手。いったいどうやったら子どもに滑りを教えられるのかたずねてみました。
デビューはいつからが好ましい?
北田パパ:3歳くらいの、こっちの話がわかり始めるころ。だから2歳ではちょっと早すぎる。
このとき3歳7か月だった次男は、ちょうど始めるのにばっちりの年齢だったのです。北田くんが持ってきてくれた板でボードデビューを果たすことに。

左足前のレギュラースタンスか、右足前のグーフィーか、両方試しました。次男は私と同じグーフィースタンスでした。

まずはフラットなところで。板が進む感覚を味わいます。

慣れてきたら今度は駐車場脇の小山で滑る感覚を味わう。ゲレンデでなくても、こんな場所で十分デビューできることに驚きました。ちなみにこのときはボード用ブーツではなく雪遊びの用のブーツでしたよ。
勇敢なようで超ビビりな次男です。きっと「怖い! もうやらない!」となるだろうなーと思ったら、意外や意外。北田パパの指導でめちゃくちゃ笑顔の彼でした。いやー、びっくり。あっという間にシューっと滑れるようになっちゃった!
北田パパ流ボードデビューHOW TO
- とにかく楽しませる! 褒める! おだてる!
- 斜面をシューっと滑るのが楽しいと思わせるように仕向ける
- 滑る距離は短くていい
- 滑り台のように、滑り終わったあとが平らになっている場所を選んで繰り返し滑らせる
- すぐに飽きるのが子ども、その後の雪遊びにしっかり付き合う
親は肩肘張らず、熱くなりすぎず、「親子で笑顔!」ということですね。簡単なようで難しいけどがんばります。

次男、人生2度目のスノーボードです。北田パパの教えを忠実に。サポートなしでシューっと! このときはゲレンデを少しハイクしました。

夫が上から見送って、私は下で受け止めて。2人がかりで。このとき板(90cm)とブーツ(16.5cm)はレンタルしました。

オンブして上へ。かなりシンドい……。
北田パパ:少し長い距離が滑れるようになってきたら、エスカレーター付きのキッズゲレンデで練習するのがラク。
それはいいアイデア! 草津の次の日、夫婦でめちゃくちゃ筋肉痛になりましたもの。ボードやスキーが禁止されているキッズゲレンデもあるので、事前に調べた方が良さそうですね。
道具について
楽しくデビューが果たせたら、次に気になるのは道具です。レンタルなのか購入か。さらには私たちと違って縦にどんどん伸びていく子どもです。すぐにサイズアウトするんじゃないの!? シーズン中、何回滑りに行く?元は取れる!?
購入を前提に書いていきましょう。
最初に揃えるもの
板とブーツ

次男に揃えた板とブーツ。板は私の先輩のご子息からのお下がり。次男には少し長い100cmなので今シーズンはレンタルし、来シーズンから使用する予定。17.5センチのブーツは新品。ともにバートン。
北田パパ:道具はすごく大事。たとえばバートンの板は作りがいいから安心。量販店などで売られているような、見たこともないブランドの安い子ども用セットだと上達が遅い。
グローブ

小さいうちは自分でグローブをはめるのが難しいので、ミトンタイプがおすすめ。
北田パパ:できればインナーグローブがついているタイプが○。インナー無しだとグローブの中までしっかり乾かしにくいので。また、暑いときは外せば対応できる。
ゴーグル

レンズカラーは全天候カバーできるオレンジがオススメ。
北田パパ:子ども用ではなくてもOK。レディスなど小さめのサイズならよい。
ヘルメット
言わずもがなの安全装備ですね。わが家も次回の雪山に向けてただいま準備中です。
ビブパンツ

ザ・ノース・フェイスのしっかりしたウエアは、甥っ子からのおさがりです。
ビブパンツとは、胸当てとサスペンダーが付いたツナギタイプのボトムスのこと。
北田パパ:雪がおしりに入りにくい構造。できればおしりとヒザにパッドが付いたモノが好ましい。
バラクラバ

手前のお嬢ちゃんがかぶっているのがバラクラバです。直接ヘルメットに頭が触れないので清潔ですね。
北田パパ:「バラクラバ」は、いわゆる「目出し帽」のことで、顔の防寒対策にオススメ。ネックウォーマーでも○。
ハンドル付きハーネス
ベストのように装着するハーネスで、リフトの乗り降りや、転んだときに後ろから引っ張りあげることができる便利グッズ。
北田パパ:ゆるい斜度がずっと続くようなゲレンデで、前を滑る子どもにはハーネスを着けて大人はひもを握って。大人はブレーキをかけながら、子どものスピード調節をしつつゆっくり緩斜面を滑ったり。最初のうちは絶対あった方がいいグッズ。後ろを滑るときの注意点としては、真後ろではなくちょっと位置をずらすこと。そうすれば、いきなり子どもが転んでもぶつかったりすることはない。
また、北田くんは親に対してこんなアドバイスも。
「親は子どもがある程度上達するまでは、板から片足を外して滑ることが多くなると思う。デッキの真ん中にしっかりした滑り止めをつけて、片足で滑れるようになった方がいい」
なるほど、親のテクニックも必要なのですね。わが家は雪国出身(石川県金沢市)の夫がいるので、彼にまかせるとしましょう。

しっかりした装備があれば、本気の雪遊びも思いっきり楽しめます。
追々揃えた方がいいグッズ
濃いレンズのゴーグル
北田パパ:晴天時、眼が焼けてしまうのでミラーレンズの濃いモノはあるとよい。
替えのグローブ
北田パパ:濡れてしまったときの交換用。安いモノでもいい。常にザックに入れておく。替えのゴーグルも同じく。

あっという間にサイズアウトしてしまう子どもグッズです。来年はこのウエアも着られるかなー。
フリマサイトを活用!
北田くんは当然、フリマサイトを活用しています。サイズアウトした道具を売ったり、ゴーグルなどは安くなっていたら買ったり。「足もスグ大きくなるから、ブーツは毎年のように買い換えている」と、北田くん。しっかりしたメーカーのギアなら、それなりの値段で売れるので、やはり道具はケチらない方がよさそうですね。
ブレーキの練習
デビューの仕方、どんな道具を揃えたらいいか、ばっちりわかりました。ところで次男と2回雪山に行ってみて、私たちに新たな悩みが出てきます。「ブレーキ」のやり方が教えられない。 次男はスピードが楽しいようで、まるでブレーキが壊れたクルマのようにガンガン滑り降りてしまいます。北田くんはこんなアドバイスをくれました。
北田パパ:小さい子どもにブレーキの見本を見せて、ほら同じコトやってみろって、なかなかできないもの。それよりもハーネスを装着して一緒にリフトで初級者ゲレンデへ。大人はブレーキをかけながら子どもと一緒にゆっくり滑り降りる。いつしか子どももその滑り方をマネし始める。これがブレーキの始まり。
なるほどー。実践で教えるのが一番なのですね。とにかくハーネスは絶対準備したほうが良さそうです。
ちなみにスクールはどうなんでしょうか?
北田パパ:親が先生だと甘えが出ることも。人見知りがいなくても泣かない子なら、スクールをうまく使うのもあり。
上達するためのコツ

次男が練習する横で小4のお兄ちゃんも一緒に滑っていました。そして、みんなで次男の滑りを応援してくれた。賑やかな楽しい時間!
北田くんいわく、上達するためにはズバリ「ライバルを作るしかない!」だそう。同じくらいのレベルか、ちょっと上くらいの子がいたら最高。ふたりで切磋琢磨しつつ滑ったら、あっという間に上手くなるとか。そう考えたらスクールに入れるのもアリですね。次回はそうしてみようかな。

「滑り出す直前にジャンプをすること。板がフラットになって力が抜けて滑りやすくなる」と北田くん。
北田パパの夢

私も北田家の皆さんに混ぜてもらって、ゴンドラでてっぺんへ。子どもたちは私よりもずっと上手で、付いていくのが大変。そして彼らと滑る時間は刺激があってめちゃくちゃ楽しい。
北田くんが愛情込めて教えてきた3人の子どもたち。彼らの滑りを後ろから眺めていたら、スノーボードって家族みんなで楽しめる素晴らしい趣味だなーと。そんな北田パパには近い将来の夢があるそうです。それは北海道のパウダーをみんなで滑ること!
北田パパ:3人の子どもたちがスプレーを上げながら滑ってくるところを下から眺めたい。
想像しただけで最高! そしてその夢は近い将来叶いそうですね。
