2011年に発売されたコールマンの『クイックセットサンスクリーン / 300』です。
屋根と、連なる柱部分のポールをスライドさせて伸ばすだけで横方向の梁が無く、しばしばコンニャクと揶揄される類いの構造。強風に晒されればひしゃげますが、見方を変えれば過度な力を逃がしているため簡単には壊れません。
同シリーズでテントも出ていましたが、どちらも短命に終わっています。ビギナー向けのはずが当時多くのビギナーは定番に流れ、ベテランがサブとして求めるに留まったそうです。今だったらどうでしょう。コールマンのアイテムには時代を先取りし過ぎて消えたものも多いように思います。
スクリーンタープとして入手したはずが、すぐに当時さほど多くはなかった土間コット泊をするようになり、かなりの数のテントを所有するようになった今も現役で愛用し続ける使用回数最多の幕になっています。
最近は見た目重視で使い勝手は後回しな道具選びのキャンプが流行しています。それはそれで否定はしません。
ですが、それだけで本当にキャンプという非日常を楽しめていますか。
写真で見比べればちゃちですよね。映えませんよね。
でも、楽ですよ。気張らなくていいんですよ。
個性的な道具を揃えたつもりが、結局右を向いても左を向いてもみな同じの没個性に陥ってはいませんか。ここでの没個性と定番は違います。
もっともっと沢山の人に気軽にキャンプのひとときを楽しんで欲しい。
そう願います。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
HAMAKIさん
コールマニスト・ロゴサー
インスタ映えしない平日ソロキャンパー
https://instagram.com/dagka2