さて、そんな自粛夏期休暇の中で、やってみたいことがありました。自作したソーラークッカーを使って、スキレットで料理をする事です。一昨年から温めてきたテーマで、ついに今夏挑戦出来ました! 炎天下の庭先で大汗かきながらスキレットの温度を測ったりと、自由研究気分も味わえ、楽しめましたよ。
肝心の料理はどうだったんでしょうか? それではご報告します!
コンビニ傘にアルミ蒸着したフィルム(100均)を貼り付けたものです。一昨年、小学生の息子の自由研究で作りました。簡素なものですが、侮ることなかれ。黒塗りのアルミ缶(350ml)であれば、真夏日の真っ昼間に、ものの30分で100℃に加熱してしまう優れものです。この結果を受けて、黒いクッカー=スキレットで料理ができるのでは?と考えました。
ソーラー傘をトライポッド下にセット。ツーバーナー用のロストルを水平に吊り下げます。スキレットが集光部(軸)に来るように高さを調整しました。
スキレットに水道水を200cc入れて、水温が何度まで上がるかを実験しました。傘の軸を太陽方向に向けることがポイントです。
基礎データ
期日 2020年8月13日
時間 12時実験開始
天気 快晴
気温 36℃(猛暑日)
水温 26.7℃
スキレットは蓋付きのニトスキ小を使いました。上下から水の加熱を促します。
正午から開始して13:00頃には70℃を越えました。最高値は76.4℃でした。写真から分かるように、この時点で、素手でスキレットを触る事は出来ません。手袋着用し火傷に注意が必要です。沸騰させられるのでは?と期待しましたが、残念ながら100℃までは達成できませんでした。
しかしながら、この後約1.5時間は70℃以上をキープ。早速70℃で出来る料理をネット検索すると、ローストビーフ、ローストポーク、鳥ハムに並び温泉卵がヒット。コスト、安全性、手軽さを考え温泉卵に決定。かみさんに冷蔵庫の生卵の使用許可を頂きました。
スキレット内の水温を測定していきます。
期日 8/14
時間 12:00から開始
天気 快晴
気温 36℃(猛暑日)
スキレット内の水温が70℃に達したのを見計らい、生卵を4個入れて蓋をして、1時間待ちました。
温泉玉子ならぬ【太陽玉子】の出来上がり。
温度測定に使用したのは料理用の温度計です。測定した温度は測量野帳に記入してます。さながら実験ノートです。水温と時間の関係をプロットすると一目瞭然なのですが…。
恐る恐る殻をむきましたが、少し加熱時間が長かったようです。もう少しトロトロ感を期待してました。初めてにしては上々でしょう。
めんつゆと菜園の小ネギをかけて頂きました。やはり加熱時間が長かったか。しかし旨い!黄身の味が濃かった!
庭での使用風景です。それほどスペースを取りません。夏キャンプの隙間時間に料理したり、湯沸かししたりと活用出来そうです。燃料代ゼロ。災害時にインフラが遮断されている場合などにも有効と考えます。
デザインと機能を更に追及したものが欲しくなりました。まだまだ改善の余地はありそうです。アイデア温めて行きます!
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
きよぴーさん
忌野清志郎の熱烈ファン。剣道愛好家のジャスフィフ親父です!
登山、渓流釣り、ロードバイク(トライアスリートでした!)に没頭したのはかれこれ20年前。以来、おうちより外が好きになりました。
最近は、購入したり、自作したアウトドアグッズを、庭で使う事で欲求を満たしてます!