(2)では、四角い銅板をスプーン型に切っていきます。切った銅板を曲げる作業で大まかなスプーンを作りますよ。
ここで多少偏ったり曲がってても別に良いです。
真鍮板だとバチンと切る感触がありますが、銅板だともっと柔らかで衝撃はないです。曲線も割とコントロールしてカットできます。
この時点では、穴と穴がまっすぐな感じが出てればよし。
半分にしただけのスプーンで良ければこれだけでも良いです。次の行程として削って形成します。
(ただ、なかなかパッツリ半分は難しいです。万力などに挟んで曲げると半分にはなりやすいです)
頭側からお尻側まで、およそ4分割に考えて作業します。
(コレ1/3じゃない?っていう感じもしますけど、まぁなんとなくでいいんです)
歪んでいますけど大丈夫です。ここから微調整に入ります。
周りを挟んでちょい曲げてを繰り返して、全体のバランスを考えていきます。
気にするのは全体のバランスです。仕上がりをイメージしていきます。どんな形のスプーンが埋まっていますか?そのイメージをもちながら曲げます。
この後は周りを削っていきますが、その最中にも微調整できますのでここではこんな感じで問題ないと思います。
微調整はやってると、曲がりの癖や特性がわかってきます。そんなに力もいらずに出来ると思います。曲げるうちに段々素材も形状的にも強くなっていきます。
(2)では銅板を切って曲げて、ざっくりスプーンにまで出来ました。(3)では、周りをヤスリで削りながら、微調整をしてスプーンに仕上げていきたいと思います。
〈つづく〉
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
よそゆきさん
アウトドア好き。ひとりの時間が好きです。