人が植えていったものやひろってきたどんぐりが大きくなったもの、食べた果実の種から勝手に生えてきたものがメインだ。
今回伐ることにした柿の木もそんな一本。
実こそならないものの、初夏には若芽を天ぷらにしたり、生い茂った葉で隣近所からの目隠しになってきてくれていたのだけれど、すくすくと育ちすぎて、何年も先輩の梅の木を凌駕するようになってしまった。
この梅の木の下には愛猫が眠っている。
基本的に植物の生存競争には手を出さないことにしているが、さすがにミーちゃんの梅が枯れてしまうのは見過ごせない。申し訳ないが伐ることにした。
前に桜の幹で木のカップ「ククサ」を作ろうとしたが、一気に形づくらなかったものだから乾燥して硬くなりすぎ、断念したことがある。今回は一気にいく。
ククサには細すぎるので、カトラリーにしよう。
先日、割ってしまったラーメン用の散蓮華を作ることにした。
枝分かれした部分の虫こぶが蓮華の形にちょうどよさげ。
乾くと硬ーい柿の木も生木なら楽々だ(柿の木・パーシモンはゴルフの高級ドライバーヘッドにも使われるほどの強度がある)。
木工はヤスリがけが一番楽しい(人それぞれでしょうがヤスっているときは無心になれるから好き)。
とりあえずは満足のいく出来に仕上がったのだけれど……
最初にイメージを固めないとダメですね。
※写真のラーメンは塩。
トッピングはモヤシのゴマ油炒めと薄焼きタマゴ。
このコンビネーションは最強です。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
yuzuさん
野外活動好きのイラストレーターです