今年2月からシーバスを狙ったルアーフィッシングを始めたのですが、
私はゲーム性を重視するよりは、食べる為に釣ってます。前者がCatch&Release であれば、後者はCach to eatでしょうか。私の釣りをするフィールドは川の河口であり、そこに生息するシーバスは少し生臭さが強いと聞きます。少しでも生臭さを軽減するには、釣れたら早い段階で活けじめと血抜きを行う必要があるとか。そこでこのフィッシングナイフを購入しました。爆釣を祈願する願掛けも兼ねまして!
さて、では、このナイフのレビューを致します。
まずはメーカーですが、OYO社(ノルウェー)です。【オヨ】ってメーカー名も響きが良いと思いませんか?!ネットで調べると昔から良質のナイフや斧などを作っていた老舗のブランドとありました。PALショップのカタログで見るまでは全くの無知でした。また、【ナンセン】とは、ノルウェーの探検家の名前を冠しています。ノルウェーと言えば、フィヨルドの深いU字谷が入り組んだ海岸線を連想しますね。そこの漁師さん達がいつもいつも使っているんだろなぁと想像を膨らませることも楽しいですね。まさか、有明海に近い片田舎のオヤジが使っているとは生産者も思はないでしょう!
ナイフのスペックですが、ブレードはSUS440のフォールディング式です。ハンドルは合成樹脂で非常にホールド感がよく魚を処理する際もしっかり握れます。ハンドルのパターンは鱗を模しており、このナイフがフィッシング用であるのをしっかり主張してます。
刃長は90mmの長さで、刃先が僅かにカーブしてますので大型の魚には当然不向きですが、シメル、血抜きする、鱗取りは無難にこなせます。現在購入して半年も経ってませんが、釣りに行くたびに携帯し、釣った魚を有り難く頂き楽しんでさばいてます。しっかりした素材と剛性はこの製品が熟慮の上設計されたものとうかがえます。
さて、これからシーバスは本格的なシーズンの到来です。
家族でたまに食べるぶんが釣れれば良いかなぁと思いつつ、釣れない日が続いてもいつも携帯してます。
さぁ、シーバスよ。かかって来なさい!
追伸
キャンプ後と同じく、釣り場の5sも忘れずに!
中にはナイフの取説がありました。
仕様
製造 OYO社(ノルウェー)
材質 SUS440ステンレス
ブレード コンベックス、ホローグランド(9cm✕3mm厚)
ハンドル 合成樹脂
構造 折り畳み式
刃出し時 190mm
折り畳み 110mm
ナイフ重量 93g(実測)
シースケース✕1
フィッシングナイフ✕1
非常に剛性が高く、丸洗い出来ます。型崩れもしません。
裏面にはベルト用ループも装備。腰に携帯しての釣りが出来ます。
上→中→下 折り畳み
下→中→上 刃出し(爪で)
中の写真にある中心の止め板を指で下にずらすと、ブレードが折り畳めます。オピネルの方式よりガタがなく剛性の高さを実感できます。
親指をハンドルの窪みにかける事でナイフをしっかり固定できます。
・写真下 刃を使う持ち方
人差し指がハンドルの窪みにフィットします。ナイフのお尻の方が少し反り上がっているので、手で握った時にしっかりナイフをホールドできます。
どちらに握ってもしっかり固定でき、安定した作業が出来ます。こういうデザインを人間工学に基づいたものと言うのでしょう。
このナイフはもっぱら、シーバスの【しめ】に使っています。
エラの間に刃を入れて背骨を強く突きます。
モデルはシーバスにしたかったのですが、タイミング良く釣れませんでした…。
イシモチはちょうど30cmですが、このくらいは難なくさばけます。
ナイフの全長は19cmです。魚のサイズの参考になります。
ブレードの背の部分でこそぎます。
テーパーに研磨された8枚のノコギリ状の歯が並んでます。
出刃包丁の背と使い比べましたが、確かに鱗は飛散せず軽い力で作業が出来ます。
これも専用の機能に設計されたものなんでしょう。
刃先がカーブしているため、力の入れ方が少し難しいです。
引いて切るよりは、前に押し切るようにすると上手く行きました。
このナイフの欠点は刃全体が弧になってるので頭などを一回で押し切る事が出来ません。
強く引き切るか、表裏からそれぞれ切り込みを入れることが必要になります。
刃先がカーブしているため、腹に引っかかり、スーッと刃先を引いてきます。このナイフでは、この作業が得意と思えます。
刃先がカーブしているメリットですね。
塩焼き
ムニエル
アクアパッツァ
煮付け
にすぐさま出来ます。
キスとハゼを腹開きに。
この手の小魚は、簡単にさばけました。
爆釣とまではいきませんが、色々な魚が釣れました。ナイフの全長が190mmですので魚のサイズがわかります。
今後の目標はランカーシーバス(80cm)以上と、ヒラメとの2ショットです。
ステンレスのブレードと樹脂製のハンドルですので、海水に着けても安心です。
フィッシングナイフでありながら、外箱の説明欄と取説にアウトドア、キャンプ、ブッシュクラフトにもどうぞとあります。
そこで、庭木の剪定枝で木ペグを作ってみました。トキワマンサクの枝は密で非常に硬いのですが、難なく先端を鋭利にできました。刃先がカーブしてるとストレートより削り易く感じます。カービングには向いていると感じました。
ブレードの根元は約3mm厚ですので、モーラナイフのコンパニオンよりやや厚めです。
小さい薪であれば問題ないでしょうが、フォールディング式ですので大きな薪を強い力でバトニングするには不向きです。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
きよぴーさん
忌野清志郎の熱烈ファン。剣道愛好家のジャスフィフ親父です!
登山、渓流釣り、ロードバイク(トライアスリートでした!)に没頭したのはかれこれ20年前。以来、おうちより外が好きになりました。
最近は、購入したり、自作したアウトドアグッズを、庭で使う事で欲求を満たしてます!