幼なかった頃、西部劇で見たそんなカウボーイの姿に憧れました。
残念ながらそんな暮らし方は難しい。ですが、キャンプツーリングではその気分をちょっぴり味わえます。
土の感触、草の匂い、はぜる薪の音、虫の声。
そんな関係性の中、ほんの少しだけ、いつもより自分を鮮明に感ずることが出来る。シンプルであればあるほど自然とサシで向き合える。本来の時間の流れをゆっくりと楽しめる。
普段の生活ではなかなか味わえない、僕の宝の時間です。
よほどの天候じゃないかぎり、テントは使わない。タープだけになり、椅子もテーブルもなくなった。
とにかく小さくて軽い。手のひらサイズで390g。
寝れる最小限の大きさで、狭いゆえに、どこにでもすぐに手が届いて実は逆に便利。オープンにしているから閉塞感もないし、結露なども少ない。軽装備と快適性は必ずしも反比例しない。
持ち運びが楽なのはもとより、小さいぶんだけ設営も撤収も楽です。
こちらは870g。中国製の安価なものですが、しっかりしています。裏面が銀皮膜になっているので少しばかり遮熱性が高い気がする。真冬でもしっかりとした寝具と焚火さえあれば、薪ストーブやヒーターがなくとも充分に過ごせます。今までマイナス10度までは大丈夫でした。
登山するわけではないので特に軽量化する必要はないが、カウボーイのお手軽装備を倣っているうちに自然とこうなった。
椅子を使っていた時は、地面の温度や虫たちの様子はわからなかった。明るいライトでは夜空や星の動きは見えない。四方が囲まれていれば、微妙に変化する大気の匂いや風の向きなど知るよしもない。
カウボーイやネイティブアメリカンの野宿スタイルが教えてくれました。
さて、次はどこへ行こう。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
SYUJIさん
キャンプ歴25年。バイクと武道が好きなオヤジです。(心は小6)
どうぞよろしくお願いいたします。
YouTube
https://www.youtube.com/user/psydolphin
インスタ
https://www.instagram.com/syuji_97/