50年前に神戸の元町高架下に米軍放出品を売る店がありました。そこで購入した背嚢です。当時は今のような機能的なリュックはなく、放出品ぐらいしか高性能のものはありませんでした。背あての部分はショイコのような構造になっており、どんな形の荷物を入れても、担いだ時に体への刺激がなく、均等に荷重がかかるようになっています。50年経った今もどこにも損傷、劣化はなく、普通に使えます。防水機能に優れており、雨蓋さえしっかり閉じておけば、雨のトレッキングでも水濡れはありません。軍用品ならではの機能はショルダーベルトの下部にワンタッチで着脱できる仕掛けがあり、これは戦闘状態になったときに瞬時に荷物を降ろし、身軽にするためのものです。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
スギノミネオさん