「煎れる」「淹れる」「入れる」「点てる」の違いをご存知でしょうか?
「煎れる」の意味は、薬草などを煎じ、煮出してお茶を作る事。
コーヒーでいうと、コーヒー粉で煮出すパーコレーターが近いです。
「淹れる」は日本茶の様に、火から降ろしたお湯で茶葉を浸して作る事。
プレス式、ドリップ式が似ています。
「入れる」は、「煎れる」と「淹れる」の両方を意味します。
作る、注ぐという意味も持ち合わせ、広い意味で使われる表現です。
「点てる」は、抹茶に湯を注ぎ、茶筅で掻き回す事。
本来はコーヒーには使いませんが、茶道を意識した趣のある、風情のある表現です。
そして「野点」とは、屋外で抹茶を点てて楽しむ事。
近年アウトドアーブームにより、アウトドアーメーカーなどから野点キットが登場したり、形式にとらわれずにアウトドアシーンでカジュアルに楽しむ姿をたくさん目にする様になりました。
作法である点前、道具なども自由です。
広い意味で珈琲などを「煎れて」「淹れて」「点てて」屋外で楽しむ事を、「野点」として表現するのも上記した様に風情があり趣のある表現ですね。
珈琲豆、水、道具、お菓子にこだわったり、抽出方法で味の違いを楽しんだり、グループキャンプなど友人達と、ソロでハイキングや登山でも、出向く場所やシチュエーションによっても様々な愉しみ方があります。
そしてフィールドで頂く(点てる)珈琲は、更なる癒しを与えてくれ、楽しみを広げてくれるマストアイテムです。
今回は、ode by Tokyo coffee のオーガニックブレンドコーヒーをコレスのゴールドフィルターを使ってドリップしてみました。
ペーパーではないので、オイルなど新鮮な豆本来の味を楽しめます。
このコーヒーは、蒸らすとガスもしっかり残り綺麗に膨らむほど新鮮で、円やかで酸味も程よく飲みやすいです。
もう一種類は、友人に頂いたZenisawa珈琲豆店のSpecialty coffeeコピ・ルアックを、ペーパードリップしてみました。
ジャコウネコの体内で発酵した、独特の風味をまっとった珈琲。
こちらも比較的雑味が少なく、穏やかな味わいで口当たりが優しく風味豊かな味わいです。
結論「至極の珈琲」とは……
素材の良さは無論ですが、各々がこだわった道具を使い育て抽出し、そして各々にとっての最高のフィールドで頂く珈琲こそがこの上ない至極の珈琲なのではないでしょうか……。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
TAKASHIさん
ファミキャン&グルキャン歴9年目。
2020年10月、遂にソロキャンデビュー!
少年かむい殿、西尾維新様、細美武士師匠…リスペクトです。