よく見ると道に「ほうき目」がついているのである。「星のや竹富島」に限らず、旅館によっては、おもてなしの心で掃き清めることはある。
私が感銘を受けたのはそこではない。
スタッフの方が説明してくださった。竹富島の集落では、毎日、道を掃き清め「ほうき目」をつけているのだそうである。だから、「星のや竹富島」でも行なっているというのだ。
アスファルトの道ではないよさがここに表れているように思った。『016「星のや竹富島」旅行記【Vol.1】-非日常への入口は、「水たまり」だった。-』にも通じる話である。
「星のや竹富島」は、アワ栽培や石垣ばかりではなく、道に「ほうき目」をつける文化も継承していた。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
一弛庵さん