枠を作る
2本の丸太を割る。割ったあと左右対称の形になるよう、鉈を木の芯に据えて慎重に。
割った面のささくれを鉈で削ぎ取り、水平に整える。割った4つのパーツを同じ厚みに整形。
フレームの内寸を決め、それに合わせて割った木の両端を45度にカットする。
4つのパーツを同様に切り出したら、角の合わせる部分を接着剤で仮り留めする。
まず木ねじ用のガイド穴をあけ、さらに同じ場所に太いドリルでダボ用のガイド穴を空ける。
木ねじを斜めに打ち込み、角を固定。上からダボを差し込むのでねじ頭が隠れる深さまで。
木ねじの上から穴に接着剤を流し込み、ダボを金槌で打ち込む。これを1角につき2か所。
接着剤が乾いたら、飛び出したダボをのこぎりで切り落とし、平らにする。
ダボの切断面や角の出っ張りなど、気になるところをサンドペーパーで磨いて整える。
木の表面はビニールたわしで磨き、余計なささくれや汚れを取って滑らかにする。
次回は、裏面を作って完成させます!
教えてくれた人
長野修平さん
自然素材にこだわった物作りを得意とする、ネイチャークラフト作家。「製材された木よりも、自然木のほうが圧倒的に個性的なフレームになる」。