キャンプナイフの用途を理解しておこう!
キャンプやアウトドアが好きなら、つい真剣に選びたくなるナイフ。
初心者のうちは、どんなナイフを購入すればいいかが分からず、悩んでしまいますよね。
そこで、今回は初心者の方に向けて、キャンプナイフの選び方や用途について説明していきます。
筆者は「調理用」「薪割り用」と、ナイフと鉈を1本ずつ揃えるのをおすすめしていますが、揃える理由も合わせてご説明いたします。
キャンプナイフの購入を検討されている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
調理用ナイフと薪割り用の鉈を1本ずつ揃えるべき理由
キャンプ用の刃物は、主に調理用と薪割り用の2種類に分かれており、それぞれナイフと鉈を1本ずつ揃えることをおすすめします。
1本ずつ揃えるべき理由は、目的別に適した刃物の特徴があるからです。
特徴の大きな違いとしては、「刃の厚さ」と「強度の違い」が挙げられます。
調理用は、材料を切ることを目的に作られているため、刃が薄く作られています。
そのため、薪を割るなどの用途に使用した場合、刃が折れたり、欠ける可能性があります。
対して、薪割り用は、薪を割ることを目的に作られているため、刃が厚く作られています。
鉈やナイフで薪割りをする場合、薪にナイフの刃先をあて、その上から薪などで叩く必要があるので、高い強度を求められます。
これらの特徴は相反しているので、用途に分けて1本ずつ揃えたほうが良いのです。
ナイフと鉈を使い分けるべき理由は他にも2つあります。
1.調理に適した刃の厚さがある
1つめは、調理には適した刃の厚さがあるからです。
先ほど、調理用は材料を切りやすいという特徴を説明したので、補足にはなるのですが……
筆者は「刃が厚くても、材料を切ることはできるのではないか?」と考え、薪割り用の鉈だけでキャンプに行ったことがあります。
ただ、薪割り用鉈で実際に食材を切ってみると、うまく切ることができませんでした。
刃先はスッと通るのですが、峰に近づくにつれて、刃が通りにくくなっていきます。
お肉をカットする時には使えましたが、人参やじゃがいもなどの固い野菜を切る時はあまり使えませんでした。
様々な食材を切ることがあるキャンプでは、安全面を考えても、調理用ナイフも合わせて、持参したほうがいいでしょう。
2.衛生面における問題
2つめは、衛生面における問題です。
鉈やナイフで薪割りをする理由は、市販されている薪は太く、そのまま焚き火台で火をつけても、うまく火がつかないからです。
そこで薪割りをする必要があるのですが、木に刃を当てて割るので、鉈やナイフの刃には菌が付着します。
衛生的な問題で、菌が付着した刃物を調理で使用するわけにはいきません。
調理で使う前に炊事場で洗うことも可能ですが、時間がかかってしまうため、大きな手間になります。
刃の厚さの問題もありますが、衛生面を考えても、調理用と薪割り用、それぞれ1本ずつ持っておくほうが便利だと言えるでしょう。
まとめ
今回は「調理用と薪割り用、ナイフと鉈を1本ずつ揃えた方が良い理由」について、ご説明しました。
キャンプメーカーからは様々なナイフが販売されていますが、基本的には「調理用」と「薪割り用」の用途に分けて、2本揃えておけば問題ありません。
どちらの種類も1000〜2000円で購入できるものが多く、試しに購入してみても良いでしょう。
実際に試してみて、キャンプを繰り返していくなかで、自分の理想となるナイフ・鉈を見つけてみてください!