同講座の講師との縁でワイナリーづくりを志した人もいる。4年前、36歳のときに札幌から移住した木原茂明さん・ゆうこさん夫妻だ。
手作業で品質の良い果実だけを残していく木原茂明さん。地道な作業がワインの味を向上させる。
余市町で土地を見つけ、耕作放棄地を開墾し、「余市のぼりんファーム」をスタート。1.5ヘクタールの畑にピノ・ノワールを中心とした5種類のブドウを栽培しはじめた。
さらには地元の大工さんの手を借りつつも、自宅までセルフビルド。家族連れや修学旅行生を招いての農家民宿もスタートさせ、田舎暮らしや手づくりの魅力を伝えている。
セルフビルドした木原さんの家からはブドウ畑が見える。7人まで宿泊可能。
ブドウの収穫量が増えてきた昨年から、近隣のワイナリーでいよいよ醸造技術も学びはじめたという。