まったくの初心者が、カヤックフィッシングに挑む模様をリアルにレポートするこの連載。第10回は、カマス料理です。
「漕いで、釣って、食べて」と銘打っているように、この連載は釣れた魚を調理して食べるところまでお届けしていきたい。とはいえ、料理の腕前は素人レベルなので(アジがさばける程度)、こちらも試行錯誤になることだろう。
そんなわけで前回釣れたカマスをどう調理するか。とりあえずカマスといえば塩焼きだろうと、塩を振って焼いてみた。早速ひと口食べてみる。うん、うまい。予め断っておくが、私は食レポがかなり苦手だ。ライター失格だが、うまいときはうまいとしか思い浮かばない。ただ、やはり自分で釣ったカマスだからか、スーパーで売ってるその辺のカマスの、10倍うまい(実際新鮮だしね)。
ほかにも「白身だからムニエルもいけるんじゃない?」とネットで調べてみると「カマスのムニエル」のレシピがわんさかヒットしたので、適当に参考にして調理する。調理といっても、塩コショウをして小麦粉をまぶしてフライパンで焼くだけ。このとき、魚屋のおばちゃんから聞いたワンポイントアドバイスは、最初からバターを入れると焦げるので、まずはオリーブオイルかサラダ油で火を通してから、最後にバターを入れるということ。そうすると焦げずにいい感じの仕上がりになる。簡単だが、これもうまい。