こんにちは、日本茶店「大島清吉商店」4代目の大島崇嗣です。「オソトデオチャ。」をテーマに、キャンプでお茶を使ったアレンジドリンクや料理をご紹介します。
今回は「ほうじ茶」を使用し、みなさんもお持ちのキャンプ道具・シェラカップを使ったプリン作りをご提案します。大切な人とアウトドアで一緒に作るほうじ茶を使ったデザートは、甘さの中にほんのり苦味を残し、病みつきになること間違いなしです。
ほうじ茶を使ったプリンがキャンプで作れる!
材料(1人前)
(1)ほうじ茶シロップ
- ほうじ茶パウダー(なければ普通のほうじ茶を微粉末にしたもの)10g
- 砂糖20g
- 水100㏄
(2)プリン
- 牛乳250ml
- 砂糖20g
- 卵1個
- ほうじ茶の茶葉5g(茶葉そのまま)
用意する道具
- バーナー器具
- 280mlのシェラカップ2個
- 小鍋または直火にかけられるカップ(シロップ作成用として)
- 小鍋または600cc程度のビッグシェラカップ2個(卵液作成用として)
- 茶こしまたは小ザル(卵液をこす用)
- 浅型の鍋もしくはビッグシェラカップ(卵液を蒸す用)
- アルミホイル
- 計り
- スプーンなどの混ぜられるもの
「ほうじ茶プリン」の作り方
ほうじ茶シロップを作る
最初にほうじ茶シロップ(1)を作ります。
小鍋に水、ほうじ茶パウダー、砂糖を入れて火にかけ、よく混ぜながら弱火にかけます。少しとろみがでるような状態まで煮詰めましょう。
今回は時短でほうじ茶パウダーをそのまま使用しましたが、ほうじ茶の茶葉をグラインダーで粉末にして作るのもいいでしょう。(1)はこのあと十分に冷ましておきます。
牛乳でほうじ茶を煮出す
次にプリン(2)を作ります。 牛乳、ほうじ茶葉をシェラカップに入れて火にかけます。沸騰しないように、弱火でじっくり温めながらほうじ茶を煮出しましょう。ある程度牛乳にほうじ茶色との香りが付いたら、火からおろして冷まします。
卵と砂糖を混ぜ合わせる
別のビッグシェラカップに卵を割り、砂糖20gを加えます。卵をときながらよく混ぜ合わせましょう。
溶き卵にほうじ茶牛乳を注ぎ入れる
溶き終わった卵に、ほうじ茶を煮出した後に冷ました牛乳を注ぎます。その際、茶こしを使って、茶葉が卵に入らないようにしながら入れましょう。よく混ぜ合わせます。
ポイントは、最後に茶こしに残ったほうじ茶を、スプーンなどでよく絞ること。ほうじ茶の味がしっかりと搾り取れます。
卵液を茶こしでこす
牛乳を合わせた卵液を、再度茶こしでこしながら2つのシェラカップに分け入れます。それぞれ上からホイルをかぶせておきましょう。
プリンを蒸す
ビッグシェラカップでお湯を沸かします。沸騰したら弱火にしておきます。卵液の入ったシェラカップをこのビッグシェラへ入れて重ね、蒸していきます。ここでも弱火にかけるようにしましょう。
数個同時に蒸したい場合は、大きく浅めの鍋かフライパンにお湯を張り、そこに、(5)の卵液をいれたシェラカップを置いて蒸すのも良いでしょう。その場合、直径280ml深型シェラが置きやすいです。
蒸す間は、お湯が沸騰しないように火加減に十分気を付けましょう。
蒸し具合の確認方法
約10分ほど蒸したら、楊枝や串などで刺してみて、中まで固まっているかを確認します。もしダレて楊枝につくようでしたら、程よい硬さになるまでつまようじで時折チェックしながら続けます。 さした楊枝や串がスッとスムーズに抜けるのが理想です。
シロップをかけて完成
固まっていたら、最後に(1)をお好みの量でかけて完成です。
甘みと苦みという相反する味が絶妙に絡み合い、普段のプリンとは違った風味を味わえます。キャンプだけでなくご自宅でも作れるので、ぜひ試してみてくださいね。