鳥取駅を起点に歩き旅。絶景ハイク&アクティビティーを楽しもう。
鳥取、兵庫、京都、3府県の日本海沿岸に延びる総延長230kmの山陰海岸ジオパークトレイル。公共交通機関を使って日帰りで歩きたいけどどこを歩けばいいの? という読者のためにビーパルが推奨するモデルコースその2がこれだ!
その1はコチラ:BE-PAL推奨!山陰海岸ジオパークトレイル 絶景ハイクモデルルート1<PR>
https://www.bepal.net/archives/219869
鳥取駅を起点に山陰本線を使ってスムーズにトレイル・インアウトでき、“歩く”だけでなく海のアクティビティーも楽しめるよくばりコースである。 鳥取駅から山陰本線を走る懐かしの車両キハ47系に乗り、東へ。

※岩美駅までのバスルートは、田後経由となります。

スタイリッシュなデザインの山陰本線東浜駅の駅舎。クルーズトレイン「トワイライトエクスプレス瑞風」の停車駅として2017年に改築された。ここから歩き旅スタート!

鳥取駅から東浜駅まで、まずは鉄道の旅へ。

山陰本線は単線非電化。懐かしい気動車キハ47も現役だ。

東浜駅に近づくとこれから歩く日本海が車窓に流れた。

東浜のビーチに面したカフェ「アロハ」でコーヒーブレイク。波乗りを楽しむサーファー越しに、これから登る羽尾岬が見える。
トレイルフードはイタリアンバーガー

東浜駅から歩いてすぐのイタリアンレストラン「アルマーレ」。豪華寝台列車 「トワイライトエクスプレス瑞風」の立ち寄るレストランとして知られる。

今回いただいたのは、ボリューム満点の生ハムバーガー!

日本海の海岸線を見渡せる絶好のロケーションで、地元食材を使った料理に舌鼓を打つ。羽尾岬を越える山歩きのまえにエネルギーチャージ。
日本海が見えてくると間もなく東浜駅だ。改札からわずか80mほどで美しく穏やかなビーチ、東浜海水浴場が目に飛び込んでくる。白浜に沿って整備された木道を歩き、大羽尾(おおばねお)集落を抜けて羽尾岬へハイクアップ。

東浜海水浴場は木道の上を歩き、眺望と潮風を楽しめる。

トレイルの要所にある案内板でルートや見所を確認しながら。

スダジイなどの雑木林にはシカやイノシシの足跡があった。
広葉樹の森を縫う登山道はよく整備され、高台から絶景を見下ろす展望台がいくつも現われてハイカーの足を止める。

英語、韓国語、日本語で表記された道標が要所に整備されている。踏み跡も明瞭なので、迷う心配はないだろう。龍神洞まで降りる道は、崩落のため現在通行止。

小羽尾(こばねお)〜熊井浜までには3つの展望所がある。龍神洞展望所にて。

広葉樹の森から浦富海岸の砂浜を望む。変化に富む楽しい山道だ。

トレイルからちょっと寄り道して、静かで美しいビーチ熊井浜へ。

熊井浜の白浜に腰を下ろし、波の音を聞きながらしばし休憩。
トレッキングポールをパドルに持ち替える!
自然体験ができる岩美町立渚交流館で、予約していたカヤックツアーへ。波に揺られながらトレイルが敷かれた海岸を見上げると地球の息吹に圧倒された。見下ろせば、海底で踊る海藻が目視できるほどの透明度。


陸から海の旅へチェンジ。濡れてもいい服、サンダルを持参しよう。

カヤック体験の期間は5月〜9月末。3時間で大人6,600円。

波が穏やかな日は、ガイドについて千貫松島を通り抜けることも! 現在進行形で進められている日本海形成を五感で感じられる貴重なシーカヤック体験となる。

千貫松島と網代の港町をドローンで撮影。大きな浸食岩によって集落が日本海の波や潮から守られているようだ。
日本海形成の歴史は「山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館」で!

日本海の成り立ちを学べる山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館。

地質や地殻変動に詳しい学芸員さんに直接教えを乞うことも!
再び山陰本線で単線非電化鉄道旅!

ラストは旅情を感じながら岩美駅から鳥取駅へ約25分の鉄道旅へ。
広葉樹の森、奇岩、白浜のビーチをハイクして、カヤックでも日本海の美しさを体感する。山陰海岸をまるごと満喫できる極上トレイル旅をぜひ!