カモを見に出かけよう!
どんな種類のカモが飛来しているかをHPやSNSで発信している施設も多いのでチェックしてみよう。
北海道 ウトナイ湖サンクチュアリ
開設から40年経つ、歴史ある自然保護の拠点の施設。日本野鳥の会のレンジャーが駐在している。国内でも北に位置していることから、マガモは通年で見られ、ヨシガモやヒドリガモなど、他の種も4月くらいまで見られる可能性が高い。
○住所:北海道苫小牧市植苗150-3
○電話:0144(58)2505
○開館: 土日祝日の9:30~16:30
○料金: 無料
宮城県 伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター
宮城県北部にある自然湖沼で、周辺には水田が広がる。鳥館では、ここに住む生き物の紹介やライブラリーなどもある。ビューラウンジにはフィールドスコープが設置、ゆっくり観察できる。例年は14種類ほどのカモが見られている。
○住所:宮城県栗原市若柳字上畑岡敷味17-2
○電話:0228(33)2216
○開館: 火~日、祝日の9:00~16:30
○料金:無料
埼玉県 見沼自然公園
田んぼや畑、雑木林などの大規模な緑地空間である「見沼たんぼ」の中にある公園。豊かな自然があることから、バードウォッチングの適地としても知られる。例年はヒドリガモやオナガガモが飛来、トモエガモが見られることもある。
○住所:埼玉県さいたま市緑区南部領辻450-1
○電話:048(878)3656(さぎ山記念公園)
千葉県 谷津干潟自然観察センター
谷津干潟が一望できる館内には、備え付けの望遠鏡があり、間近に野鳥を観察することができる。冬には10種類前後のカモが飛来、干潟で休む姿が見られる。HPの「フィールドノート」には、その日に見られた水鳥の記録がある。要チェック!
○住所:千葉県習志野市秋津5-1-1
○電話:047(454)8416
○開館:9:00~17:00
○休館日:月曜(祝日のときは次の平日)
○料金:大人(高校生以上)¥380、65歳以上は¥190、中学生以下は無料
滋賀県 湖北野鳥センター/琵琶湖水鳥・湿地センター
野鳥観察を通じて、琵琶湖の自然が学べる体験型施設。滋賀県内で確認されている野鳥350種のうち約70%以上が、ここで見られる。館内に設置された望遠鏡で観察が楽しめる。2021年10月の記録では、約20種のカモが確認されている。
○住所:滋賀県長浜市湖北町今西
○電話:0749(79)1289
○開館:9:00~16:30
○休館日: 毎週火曜
○料金: 大人(高校生以上)¥200、小中学生(長浜市内の小中学生は無料)¥100
石川県 加賀市鴨池観察館
毎年1,000〜2,000羽のトモエガモが鴨池で越冬。例年約14種のカモが観察されている。周辺の農家の協力を得て「ふゆみずたんぼ」(冬も田んぼに水を張り、ガン、カモが採食しやすい環境を作る)を実施するなど、保全に力を入れている。
○住所:石川県加賀市片野町子2-1
○電話:0761(72)2200
○開館: 9:00~17:00
○休館日:年中無休
○料金:大人¥350、75歳以上は¥170、高校生以下は無料
鳥取県 米子水鳥公園
山陰地方屈指の野鳥の生息地として知られ、水辺からは雄大な名峰大山も望むことができる。コハクチョウの群れに交じって、例年10種類弱のカモたちが羽を休めている。主に九州地方に飛来するツクシガモは毎年見られる。
○住所:鳥取県米子市彦名新田665
○電話:0859(24)6139
○開館: 4~10月は9:00~17:30、11~3月は平日9:00~17:30、土日祝日7:00~17:30
○休館日:毎週火曜と祝日の翌平日
○料金:大人¥310、中学生以下や70歳以上は無料
福岡県 国営海の中道海浜公園
サイクリングなど、さまざまなフィールド遊びの楽しみがある広大な公園。園内の西側にある「野鳥の池」や「水鳥の池」、東側にある「カモ池」など、大小の水辺が点在。ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモなど、数種類のカモが観察できる。
○住所:福岡県福岡市東区西戸崎18-25
○電話:092(603)1111
○開館:3~10月は9:30~17:30、11~2月は9:30~17:00
○料金:12月31日と1月1日、2月の第1月曜とその翌日 ○料大人(15歳以上)¥450、65歳以上は¥210、中学生以下は無料
※臨時休園している場合があります。事前にご確認ください。
※構成/須藤ナオミ 監修/日本野鳥の会
(BE-PAL 2022年3月号より)