福島県で「SONG OF THE EARTH 311-FUKUSHIMA 2022-」が、今年も開催される。キャンドルナイトや音楽ステージに加え、お馴染みのアウトドアブランドも多数出展予定だ。
アウトドアブランドも多数出展する追悼復興イベント
SONG OF THE EARTH 311-FUKUSHIMA 2022-は、2011年の東日本大震災に心を寄せる追悼復興イベントだ。主催するのは、震災発生直後から支援活動を続ける一般社団法人LOVE FOR NIPPON(代表CANDLE JUNE)、同団体は月命日に当たる毎月11日に福島県を中心とした被災地に通い続け、現在も活動を続けている。
LOVE FOR NIPPONは、2010年に発生したハイチ地震をきっかけにLOVE FOR HAITIとして当初発足。翌年に東日本大震災が起き、発起人のひとりであるCANDLE JUNEがLOVE FOR NIPPON(以下、LFN)と名称を変更し活動の中心を日本に据えて始動した。東日本大震災後も熊本地震や長野県の台風による河川氾濫など全国各地で起こる災害支援に尽力している。
数々の音楽イベントの空間演出を手がけるアーティストのCANDLE JUNEを中心に、人びとが集える場としてフェスティバルという形をとり、追悼復興イベントとしてSONG OF THE EARTHはスタート。SONG OF THE EARTHは、2004 年に起きた新潟中越地震の復興イベントとしてもともと始まり、2017年からは場所を福島県に移し、今に至る。
今年のSONG OF THE EARTH 311-FUKUSHIMA 2022-は、ナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジを主たる会場として、東日本大震災・原子力災害伝承館でもキャンドルナイトが行なわれる。家族と友人とおいしいものを食べながら、音楽に耳を傾け、静かにあの日に思いを寄せる一日だ。会場に足を運ぶ際には、公式ホームページに記載されている「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を必ず読んでおこう。
SONG OF THE EARTH 311 -FUKUSHIMA 2022-
開催日/2022.3.10(木)〜 2022 .3.12(土)
入場料/無料
会場/ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ(福島県双葉郡楢葉町山田岡美シ森8)及び東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39)
公式ホームページ/https://songoftheearth.info/
内容盛りだくさんのイベント詳細
2022.3.10(木) @東日本大震災・原子力災害伝承館(芝生広場) CANDLE 11th 17:00〜20:00
福島各地のみなさんのメッセージや熱い想い、子どもたちの夢、そして、当日の参加者が書いたメッセージをキャンドルにのせて灯す。
2022.3.11(金) @東日本大震災・原子力災害伝承館(芝生広場) CANDLE 11th 17:00〜20:00
福島各地のみなさんのメッセージや熱い想い、子どもたちの夢、そして、当日の参加者が書いたメッセージをキャンドルにのせて灯す。
2022.3.11(金) @ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ SONG OF THE EARTH 311 FESTIVAL -FUKUSHIMA 2022- 開場 10:00、開演 10:30 、終演 20:30、閉場 21:00
福島県内のおいしい名物をはじめ、LOVE FOR NIPPONが各地の被災地支援で関わってきた地域の特産品など個性豊かなブースが出展。フードあり、ワークショップあり、そして、アウトドアブランドも多数出展する。音楽ステージでは9組のミュージシャンが出演する他、パフォーマーによる大道芸もある。
2022.3.11(金) @ナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジ 3.11夢の大凧あげ 15:00〜
Jヴィレッジがある福島県広野町の特産品「日本最北のバナナ」の茎を原料にした特製の和紙を使い大凧は制作。大凧は、新潟県三条市の須藤凧屋が手がけた。福島県内各地の子どもたちが描いた夢や希望をのせた日本で唯一の大凧を、3.11の黙祷後に空高く飛ばします。来場者は自由に参加できる。
2022.3.11(金) @ナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジ 巨大ダルマ引き合戦 15:30〜
双葉町で江戸時代から新年の伝統行事として続くとされているダルマ市。お祭りのメインが「巨大ダルマ引き合戦」。高さ 3.3 メートル、重さ700キロの巨大ダルマを挟んで町民が南北にわかれ、どちらが勝つかで一年を占います。北が勝てば家内安全と商売繁盛。南が勝てば無病息災と身体健固だという。来場者は自由に参加できる。
2022.3.11(金) @ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ CANDLE 11th 18:00〜20:30(予定)
福島各地のみなさんのメッセージや熱い想い、子どもたちの夢、そして、当日の来場者が書いたメッセージをキャンドルにのせて灯す。追悼の想いとともに、願いをサーチライトにのせて天高く飛ばす。
2022.3.12(土) @ナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジ 「福島、その先の環境へ。」シンポジウム 環境省シンポジウム 14:00〜16:30
当日の会場参加(傍聴)はすでに応募が終了している。Youtubeにてライブ配信予定。登壇者/土井三浩氏(日産自動車株式会社 常務執行役員)、村尾信尚氏(関西学院大学教授)、CANDLE JUNE氏(一般社団法人LOVE FOR NIPPON代表)、武田玲奈氏(俳優)。