ホットサンドメーカーを使って、ホットサンド以外の料理を作っている方も多いのではないでしょうか。
ひとつの調理器具で料理のバリエーションが増えると、キャンプのときは荷物も減るし、食事の時間も楽しくなって、いいことづくめ。
今回ご紹介するのは、ホットサンドメーカーで作るホットケーキです。外はカリカリ、中ふんわりの分厚いホットケーキは、キャンプの朝食に、家でのおやつにと、筆者も何度もリピートしています。
手順は簡単! 準備はこれだけ
用意するのは、ホットサンドメーカーと、ホットケーキ生地、以上です。
生地については、ホットケーキミックスを使用する場合は作り方の通りに、自身で粉類を配合する場合もいつもの作り方で大丈夫です。
ホットケーキ生地が準備できたら、さっそく焼いてみましょう。
1.ホットサンドメーカーを温め、油を塗る
まずは、中火でホットサンドメーカーを温めます。最初に生地を流し込む面だけで大丈夫です。
ホットサンドメーカーが温まったら油を塗ります。生地を焼いたときにくっついてしまわないよう、両面ムラなく全体に塗りましょう。
2.一度火を止め、生地を流し込みます
焼き色を均一にするため、一度火を止めてから生地を流し込みます。目安はホットサンドメーカーのフチの少し下くらいまでです。
焼くと膨らみますので、入れすぎには注意しましょう。
3.フタはせずに、中火で2~3分焼きます
生地を流し込んだら、中火で2~3分焼いていきます。生地が全体的に膨らんできてフチがかわいてきたら、フタを閉めてひっくり返します。
4.ひっくり返したら弱火で4~5分焼きます
ひっくり返したら、フタは閉めたまま弱火で4~5分焼いていきます。ここからはごく弱い火力でじっくり焼いていくのがポイントです。焦げないように注意しましょう。
5.焼き上がりを確認
ひっくり返して4~5分経つと、いい香りがしてくると思います。ふたを開けて、きちんと焼き色がついていたら、中央に竹串などを刺して焼け具合を確認しましょう。
竹串に何もついてこなければ焼きあがりです。もし生地がついてきた場合は、もう一度フタをして焼き時間を増やしてみてください。
そして完成したのがこちら!
表面はカリッと美しく焼きあがりました。3センチ近い厚みのホットケーキは、普通のフライパンで焼くのはなかなか難しいのではないでしょうか。この厚さが実現するのは、ホットサンドメーカーならでは。
食べてみると、表面はサクッと香ばしく焼きあがっていて、中はみっちりと食べ応え抜群です。昔ながらの懐かしいホットケーキを彷彿させる味わいに感動するはず。
ホットサンドメーカーのふちからはみ出た部分はカリカリになっていて、そこも非常に美味しいので、はみ出ることを恐れずに生地を流し込みましょう。
気をつける点は、ホットサンドメーカーに対しての生地の量と火加減のみ。ひっくり返すのもホットサンドメーカーならば失敗知らずなので気軽にトライできます。
好きな食材を入れて焼いてみよう!
生地を流し込むタイミングで、好きな具材を入れて焼くアレンジもおすすめです。
とろけるチーズ×ウインナー
しょっぱい系がお好きな方は、「とろけるチーズ×ウインナー」を。
まず、先にウインナーを焼いて火を通しておきましょう。生地を半分くらい流し込んだら、とろけるチーズ全体にちらし、焼いたウインナーを3本ほど並べます。残りの生地を流し入れたら、その後の手順は先ほどと同様です。
あんこ×クリームチーズ
あんこと乳製品の相性は、言わずもがな抜群! 「あんこ×クリームチーズ」という、甘い×しょっぱいの組み合わせ、ぜひ味わってみてください。
こちらも生地を半分ほど流し込んだら、クリームチーズとあんこを乗せ、残りの生地を上からかけて焼いていきます。
具材を入れて焼くときは、カットしたときの断面をイメージして配置すると、キレイな断面に仕上がります。
このほかにも、ツナやコーン、チョコレートなどもおすすめです。また、横半分にスライスして、レタスやハム、チーズをサンドしても美味しいですよ。
いろいろなアレンジができるので、次は何を入れようかなと考える時間も楽しいはず。
ホットサンドメーカーで手軽に、気軽に作ることができる極厚のホットケーキ。ぜひ試してみてくださいね!