キャンプ飯は、キャンプの醍醐味の一つです。
キャンプ飯の食材に旬のものをチョイスすれば、風景や気温の変化と合わせて、より四季を感じることができます。
そこで今回は、春先にかけて旬を迎える牡蠣を使ったキャンプ飯を紹介していきます。
旬の牡蠣を使った簡単キャンプ飯4選!
1.牡蠣の昆布焼き
牡蠣の昆布焼きは、牡蠣本来の味を楽しむことができます。
まず下準備として、家で大きめの乾燥昆布を水につけておきましょう。適度にふやけたらビニール袋に入れてキャンプ場へ持っていきます。
炭火の上に、水でふやけた昆布をのせ、牡蠣を置いていきます。
何度か裏返して、10分ほど焼けば完成です。
牡蠣本来の味と昆布のダシで十分味付けはされますが、お好みで少量の塩を振りかけてもいいと思います。
海のミルクと言われる、ふっくらした旬の牡蠣を味わうことができます。
2.牡蠣アヒージョ
筆者の中では定番キャンプ飯であるアヒージョに、牡蠣を入れます。
まず、牡蠣とブロッコリー、まいたけをスキレットに入れてアヒージョを作っていきます。
そこに、刻んだニンニクを入れ、具材が半分くらい浸かるまでオリーブオイルを入れて、塩コショウで味付けをします。
食材から水分が出るので、完全に食材が浸るまでオリーブオイルを入れる必要はありません。
15分ほど弱火で熱し、ブロッコリーが柔らかくなるまで煮込めば完成です。
牡蠣の柔らかさとクリーミーな味わいは煮込んでも健在で、オリーブオイルに絡んだ洋風の味わいを楽しむことができます。
また、アヒージョの油が余ってしまった場合は、締めにパスタを茹でて入れても美味しいです。
3.牡蠣のホイル焼き
アルミホイルの上に、エリンギを薄切りにして敷き詰め、その上に牡蠣をのせ、まいたけを散りばめます。
そこに 、味噌大さじ1、酒小さじ2、マヨネーズ小さじ2、すりおろしニンニク小さじ1で作ったソースを入れます。
このソースは、キャンプに行く前に、家で混ぜて持って行くと楽なのでいいと思います。
事前に調合したソースを持っていく際には、100均の小瓶などがあると移動中にこぼれてしまうこともないのでおすすめです。
そして、ホイルで包んで中火で20分から30分ほど火にかけます。
最後に、刻みネギを少しかけて完成です。
牡蠣とキノコの旨味と味噌マヨネーズのまろやかさが見事にマッチして、とても美味しく仕上がります。
4.牡蠣の炊き込みご飯
最後は、牡蠣の炊き込みご飯です。
筆者は普段、「3.牡蠣のホイル焼き」と同様に、事前に自宅で調味料を調合してダシを作り、キャンプへ持参しています。
ダシは、醤油、みりん、酒を大さじ1ずつ、さらに市販の本だし60gを一袋入れます。
メスティンに米を1合入れ、事前に調合したダシを入れます。
ダシを入れたら、1合のラインまで水を入れます。
その上に牡蠣とまいたけ、えのきを入れて蓋をして、弱火で20分火にかけます。
20分後火を止めて、10分間蒸らします。
蒸らし終わったら蓋を開けご飯を混ぜて、刻んだ大葉を振りかけます。
しっかりとダシの効いた、牡蠣の炊き込みご飯の完成です。
メスティンでの炊き込みご飯は、最後のおこげまで堪能することができます。
牡蠣の中身はとろとろで、家の炊飯器で炊いたものとは一味違った炊き込みご飯を味わうことができておすすめです。
牡蠣を食べる際の注意点
これだけさまざまな食べ方を堪能できる牡蠣ですが、しっかりと火を通して調理を行なわないと食中毒になる恐れがあります。
牡蠣を食べる際には、しっかりと火が通っていることを確認してから食べるようにしましょう。
まとめ
牡蠣は、3月から4月にかけての産卵に備えて栄養を蓄えるため、ふっくらとしたおいしい状態になります。
この時期になると、スーパーでも見かけることも多くなってきます。
ぜひ筆者のように旬の牡蠣を大袋で買って、春の味覚を堪能するキャンプ飯づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。