9月17日(土)〜19日(月・祝)の3連休、滋賀県の琵琶湖の西側、湖西エリアにある「マキノ高原キャンプ場」で「OUTING CAMP」が開催されました。
「OUTING」とは、インスタグラムなどのSNSを中心に、オシャレでスタイリッシュなアウトドアスタイルを発信するwebメディア。そんなメディアが主催のイベントとあって、会場にはおしゃれキャンパーさん達が大集合。こちらのイベントに来ていたお客さんのスナップ写真は、11月10日(木)発売の『BE-PAL』12月号でも紹介していますが、今回は紙面に掲載し切れなかった、こだわりやアイデアが光るアイテムを紹介していきます!
まずはこちら、京都府からお越しの城前(しろまえ)さんファミリー。1年に30泊以上は家族でキャンプするというツワモノで、写真に写っているテントは、今はあまり見かけなくなった旧ロゴ時代のノルディスク「ココモ」。タープもノルディスクの「ヴォスSI20」で、ポールはご主人の秀信さんの手作りなのだとか。
そしてこちらはご主人自慢のランタンとウォータージャグ。ランタンはイギリスのベイパラックス社の年代物で、ジャグはアメリカのヴィンテージをネットオークションで購入したそう。アンティークな雰囲気で統一すると、テントサイトがごちゃごちゃせず、すっきりオシャレに見えますね。
こちらのBOX、「なんか“あれ”に似てるよなぁ」と思って秀信さんに聞くと、やはり長野修平さん×「tent-Mark DESIGNS」が販売する「ワーカーズ・オカモチ」を参考に、というより完全に真似してDIYしたのだそう。その完成度たるや、脱帽ものでした。
キッチンで異彩を放っていたのがこの箪笥のようなBOX。「これはキャンプ用の製品なんですか?」と奥さんに聞くと、「いえ、これはもともと、おばあちゃんの裁縫道具入れやったんです」とのこと。「そんな大事なものを!?」と思いましたが、大事なものこそ使ってナンボなのだろうと、考えさせられる道具の使い方でした。
次に突撃したのは神戸市からお越しの井出さんファミリー。
エプロンをしていたので「出店者さんですか?」と聞くと「私?いえいえ一般参加ですよ」との返事。それにしてはサイトに気合が入っていたので詳しく話を聞くことに。
まず目を引いたのは、「こんなに要るか!?」と突っ込みをいれたくなるランタンたち。米国コールマン社製、英国のティリー社製、独のペトロマックス社製と、各国のランタンが集まった様子はまるでランタンオリンピック状態。形もそれぞれ個性があって、なんとなくお国柄が伺えますね。
ご主人に話を聞くと、ランタンが好き過ぎてついつい買ってしまうのだそう。必要ないのに、奥さんに反対されながらも買ってしまう。道具好きの鏡のようなお方ですね。
そしてこちらがご主人一押し!Uuni社製のポータブルペレットオーブン。ご主人がエプロンをしていたのは、この釜でピザを焼くためだったのです。釜の温度は500℃程まで上げることができ、90秒~120秒程で焼きあがるとのこと。焼くところを見せていただいたのですが、本当にあっという間に焼けたのには驚きでした。そして味も文句なしの仕上がりでした。(ちゃっかり試食させていただいちゃいました。ご馳走さまでした!)
ラストは、大阪からお越しの羽原(はばら)さん一家。
ノルディスクのテント「アルヘイム」が眩しいくらい素敵なのですが、さらに素敵だったのが奥さんの沙弥香さん手作りのキッチンカウンター。作りは簡単そうなのですが、段違いになるように計算されていて、オリジナリティ溢れるテントサイトの“顔”になっています。
そしてこちらも沙弥香さんお手製のガスカートリッジカバー。皮を買ってきてDIYで作ったのだそう。「神は細部に宿る」と言いますが、キャンプサイトの美も細部に宿るんですね。細かいパーツまでおしゃれにこだわると、全体が美しく、華やかに見えてきます。
いかがでしたか。ぜひみなさんも、テントサイト作りの参考にしてみてください!
【イベント概要】
OUTING CAMP 2016
日時:2016.9.17(土)〜19(月)
場所:マキノ高原キャンプ場(滋賀県)
※構成/加茂 光 撮影/須古 恵