チキンナゲットを自分で作ってみよう
ファストフード店の定番メニューであるチキンナゲット。ついつい手が伸びてしまう、食べやすさがうれしいおつまみですが、実はキャンプでも作れるお手軽なメニューなのはご存知でしょうか。しかも、メジャーなキャンプギアであるメスティンで簡単に作れてしまうのです。
今回は、メスティンで作るチキンナゲットのレシピをご紹介します。お店の味をキャンプで再現して、優雅なアウトドアの時間を過ごしてみてください。
レシピ
<具材>
- 鶏むねひき肉(ももひき肉でも可) 300g
- たまご 1個
- 油 適量
<調味料>
- マヨネーズ 大さじ1
- しょうゆ 小さじ2
- すりおろしにんにく 小さじ1
- 塩コショウ 適量
- 片栗粉(薄力粉でも可) 80g
<調理器具>
- メスティン1合サイズ 1個
- 大きめのスプーン 1本
- ビニール袋 1つ
- キッチンペーパー 1枚
作り方
作り方を解説していきますが、その前にひとつ注意点があります。それは油の処理についてです。このメニューは油をたくさん使いますので、油の後処理方法をあらかじめ決めておきましょう。
アウトドアで調理する際は油を屋外に捨てるのは厳禁です。冷ましてペットボトルに移す、凝固剤で固めるなど、適切な片づけ方をしてください。
手順1:鶏ひき肉と調味料を混ぜる
まずは、鶏むねひき肉をビニール袋に移します。片栗粉以外の調味料をお肉にあたるように入れて、袋の外側からよく揉みましょう。この時、袋をぶら下げるように片手で持ち、もう片方の手で揉むと中身がはみ出ません。
また、袋を揉む際は爪を立てず指全体と手のひらを使うようにしてください。爪を立てると袋が破けてしまうことがあります。
袋を複数用意して、味つけの違う肉ダネを作るのもおすすめです。画像のようにカレー粉を混ぜてカレー風味にするのもいいですし、青のりをたっぷり入れて磯辺揚げにするのもおいしいですよ。
手順2:片栗粉を混ぜて肉ダネを仕上げる
具材をしっかり揉みこんだら片栗粉を追加して、さらにしっかり揉みましょう。この工程を丁寧におこなうことで、衣がカリッとしたおいしいチキンナゲットに仕上がります。
すべて混ぜると画像のようになります。スプーンで軽くすくって、肉ダネがタラタラ、ボタボタと垂れなければOKです。もし垂れたり緩かったりするようでしたら、片栗粉を少しずつ足して調整してください。
なお、この肉ダネは卵を入れているので保存が利きません。前日までに作っておくのではなく、キャンプ当日の朝に自宅で仕込むか、現場で用意しましょう。
手順2:メスティンで揚げる
肉ダネの準備が済んだら、メスティンに油を入れて火にかけます。油の量は底からおおよそ3cm程度、油の温度は170度Cほど。温度は、肉ダネをほんのちょっとだけ油に落として、すぐに浮かびあがってくるくらいが目安です。
容器がフライパンより小さいため、油の量を少なめに抑えることができます。これが、メスティンで揚げ物をするメリットです。
油が温まったら肉ダネをスプーンですくい、箸やヘラで油に入れます。油が跳ねないよう低い位置からゆっくり入れるようにしましょう。この時、肉ダネがメスティンの底にへばりつかないよう、油に投入してから2~3秒ほど動かすのがうまく仕上げるコツです。
片面がきつね色になったらひっくり返しましょう。全体がこんがり揚がったら、頃合いです。キッチンペーパーを敷いたメスティンのふたに移して完成です。ふたをお皿代わりにすることで、余計な洗い物を減らせます。
サクサクの衣と、ふわっとした肉ダネの食感が絶妙にマッチした一品です。お好みでケチャップやマスタードを添えてお召しあがりください。
気軽に満喫できるキャンプおつまみ
今回ご紹介したチキンナゲットは、スプーンで1個ずつ揚げるのがミソです。一気にたくさん作ってもいいですし、気が向いた時に1個ずつ揚げて楽しむのもOK。1個ずつ味つけを変えて、アレンジに凝るのもいいでしょう。
ソロキャンプのおつまみやお子様のおやつにぴったりな手作りチキンナゲット。ぜひ、あなたなりのスタイルでお楽しみください。