余りがちなナンをキャンプ飯に活用
「たまにはナンでカレーを食べたいけど、余らせたら困る……」
そう考えてしまい、なかなかナンに手が出ない経験をお持ちではないでしょうか。チキンカレーなどのインド風カレーと相性抜群のナンですが、カレー以外の使い道が思いつかず、もてあましがちです。
しかし、外はカリッと、中はモチモチとしたナンの食感には、たまらないものがあります。カレー以外のレシピに応用できるなら、ぜひとも使いたい人は多いはず。
そこで今回は、ホットサンドメーカーを活用した手作りナンピザのレシピをご紹介します。キャンプ飯のごちそうとして人気が高いピザ。その生地をナンにアレンジしたレシピを、ぜひお試しください。
材料(1人前)
<具材>
- ナン 1枚
- 上に乗せる具材 お好み(今回は薄切りハム2枚、ピーマン1個を使用)
- ピザ用チーズ 2枚(チェダーチーズも可)
- オリーブオイル 適量
<ピザソース>
- ケチャップ 大さじ1
- オリーブオイル 小さじ1
- チューブにんにく 小さじ1/2
- 粉末ハーブ 適量(今回はパセリを使用)
<以下はお好みで>
- タバスコ 適量
- バジルソース 適量
手作りナンピザの作り方
1.具材を用意する
まず、包丁でお好みの具材を食べやすい大きさにカットします。
今回は具材にハムとピーマンを選びましたが、具材に決まりはありません。シーフードやコーンといった定番はもちろん、納豆のような変わり種もOK。なんなら、チーズとピザソースだけのプレーンなものでも、充分おいしく仕上がります。お好きなアレンジに挑戦してみてください。
ハムは短冊の形に切り、ピーマンは細切りにするのがいいでしょう。ピーマンは縦にまっぷたつに割り、種をとってから切ります。切った具材はひとまず脇に置いておいてください。
2.ピザソースを作る
ピザの味を決めるピザソースは市販品でも構いませんが、手作りにすると自分好みの味にしやすいのでおすすめです。
なんとなく敷居が高いイメージのあるピザソースですが、作り方はとても簡単。ケチャップ、にんにく、オリーブオイル、粉末ハーブをレシピの分量どおり同じ器に入れて混ぜる。これだけです。
パンチを利かせたいならならこれにブラックペッパーを振る、和風が好きならしょうゆを入れるなど、お好みで調整してみてください。
3.ナンに材料を乗せる
具材とピザソースの用意ができたら、いよいよピザを作っていきます。ナンにオリーブオイルを薄く塗ってから、ピザソース、具材、チーズの順番に乗せていきましょう。オリーブオイルを塗るとホットサンドメーカーにこびりつかない上、カリッとした仕上がりになります。
ここからが、ホットサンドメーカーで作る際のポイントです。
このままではナンが大きすぎてホットサンドメーカーに入らないので、真ん中から折ってしまいます。布団をたたむようなイメージで、ホットサンドメーカーに入るサイズまで思いきり曲げてしまいましょう。
画像のように枠に収まったら、いよいよ焼きあげ。ホットサンドメーカーの持ち手にある金具でしっかりふたを止めてから、弱火で焼いていきます。片面を3分ほど焼いたら、1度ひっくり返して焼き上がりを確認しましょう。問題なければ、違う面を2~3分焼きます。
両面を確認して、ナンがこんがりとしたきつね色に仕上がっていれば大丈夫。ナンを使った手作りピザの完成です。
ナンの魅力である「カリッ」とした食感と、「モチモチ」な歯ごたえをしっかり両立。さらにピザソースのコクとチーズのとろりとした味わいも絡まり、いくらでも食べられるピザです。
そのままかぶりつくもよし、タバスコやバジルソースを加えるもよし。お好きな食べ方でお楽しみください。
さいごに
使いどころが限定されやすいナンも、ホットサンドメーカーを使えば、お手軽においしいピザに早変わり。ピザはとくにアレンジしやすいメニューですので、具材やピザソースを自由に工夫する楽しさもあります。
キャンプはもちろん、ご家庭でもおいしい手作りナンピザ。ナンをカレー以外でも楽しみたいと思ったときに、ぜひやってみてください。