キャンプ道具を使ってゴミが減らせる?アウトドアでも便利なおすすめの方法4選
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    2022.04.12

    キャンプ道具を使ってゴミが減らせる?アウトドアでも便利なおすすめの方法4選

    食器や真空ボトルなどの道具が地面に置かれている。

    筆者私物。

    「ゼロウェイスト」という言葉をご存知でしょうか?ゼロウェイストとは、資源の無駄使いやゴミを減らそうという考え方のことです。環境への意識が高まる中、世界中でゼロウェイストを実践する人や企業、自治体が増えてきています。

    ゼロウェイストを実践する上で、家庭でできること。もっとも簡単なのが、プラスチックゴミを減らすことです。

    今回はプラスチックゴミを減らすために、キャンプ道具を使った実践方法を4つご紹介いたします。

    なぜプラスチックゴミを減らす必要があるのか?

    海岸にペットボトル等のプラスチックゴミが転がっている。

    海岸に流れ着いたプラスチックゴミ。

    プラスチックゴミが増えることによって、引き起こされる問題の1つが、海洋プラスチック問題です。

    ゴミ回収などで正しく処理されず、自然の中に流出してしまったプラスチック。そのほとんどが河川などから海に流れ込みます。1年間に海に流れ込むプラスチックの量は少なくとも800万トン、重さにしてジェット機5万機相当分と推定されており、2050年には海に住む魚の量を、海洋プラスチックゴミの量が超えると言われています。

    海にプラスチックゴミが増えることによって、どのような問題が起こるのでしょう?

    例えば、ウミガメなどの海に住む生き物が、海に漂ったポリ袋を餌と間違えて食べてしまったり、プラスチック製の網に絡まったりして死んでしまうという問題が起こります。もちろん、これは海洋プラスチックゴミが引き起こす問題のほんの一部に過ぎません。

    私たちの生活のありとあらゆるところには、プラスチックが溢れています。急に身の回りのプラスチックをゼロにはできませんが、家庭の中から、少しずつでもプラスチックゴミを減らす取り組みを行うことは大切なことなのです。

    キャンプ道具を使ったゼロウェイストの実践方法4つ

    スタッフバッグをエコバックに活用する

    地面にスタッフバッグが置かれている。

    スタッフバッグ。

    エコバッグは、買い物した品物を入れる袋のことです。レジ袋が有料化されてから、エコバックを利用する人は多くなり、エコバックは生活に身近な道具になりました。

    一般的にエコバックはレジ袋よりも厚手で、頑丈な素材でできているため、繰り返し何度も使用することができます。そのため、エコバックを使用することはプラスチック製のレジ袋の削減に繋がります。

    しかし、エコバックもプラスチック製の素材でできたものが主流です。破れたものをすぐに捨ててしまったり、デザインが気に入らないからと、すぐに買い替えてしまったのでは、結果としてゴミを増やすことになってしまいます。

    したがって、エコバックは壊れにくく、自分が気に入ったデザインのものを選ぶ必要があります。

    そこで、キャンプ好きのみなさんにおすすめしたいのが、スタッフバッグをエコバックに活用することです。スタッフバックとはバックパッキングの際に、バックの中の道具を仕分けるのに使用する袋のことです。ナイロン製で頑丈なものが多く、長く使用ができます。

    様々なアウトドアメーカーからコンパクトに折り畳み可能なスタッフバッグが販売されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

    食器や容器、カトラリーを持ち歩く

    ウッドデッキの上に食器とカトラリーが置かれている。

    食器とカトラリー。

    テイクアウトをする際、店舗によっては持参した食器や容器に、食べ物を詰めてもらうことができる場合があります。

    普段から食器や容器、箸やスプーン、フォークなどのカトラリーを持ち歩いて入れば、使い捨ての容器やカトラリーをもらわなくて済む機会が多くなります。その結果、プラスチックゴミの削減に繋がります。

    持ち歩く食器や容器、カトラリーはアウトドアメーカーの製品がおすすめです。アウトドアで使用することを前提として作られた製品なので、ほとんどのものが、軽量で携帯性に優れ、壊れにくいからです。

    お気に入りの食器や容器、カトラリーを見つけて、普段使いのバッグに入れておきましょう。

    コーヒー好きはマイボトルとマイストローを持ち歩こう

    マイボトルとコンビニのコーヒーカップが並んでいる。

    コンビニのコーヒーカップに近いサイズのマイボトル。

    コーヒー好きの方には、マイボトルを持ち歩くことをおすすめします。コーヒー店やコンビニにマイボトルを持ち込むことで、コーヒーカップのゴミを削減できます。お店によっては割引が受けられることもありますよ。

    マイボトルには200ml〜300mlの真空ボトルがおすすめです。コンビニエンスストアの機械でも使用できるサイズだからです。真空ボトルは保温保冷性が高く、飲み物の温度を保つことができます。キャンプでは、真冬にコーヒーを入れたり、真夏にビールを入れたりして使えば重宝しますよ。

    手の上にマイストローと掃除用のブラシが乗っている。

    100円ショップで購入したマイストロー。

    マイボトルと一緒におすすめしたいのが、マイストローです。一緒に持ち運ぶことで、使い捨てストローを貰う必要がなくなるので、プラスチックゴミの削減に繋がります。

    使い捨てラップの代わりになる蜜蝋ラップ

    食器の上に蜜蝋ラップが被さっている様子。

    食器に被せた蜜蝋ラップ。

    蜜蝋ラップとは、蜜蝋でコーティングした布のことです。

    手で折り曲げると簡単に形が変わり、その形を保持することができます。そのため、食器に被せて、中に入った食べ物を保存したり、おにぎりやパンなどを直接包んで保存したりするのに使用できます。

    蜜蝋ラップは表面の蜜蝋がはがれて、ボロボロになるまで繰り返し使用ができます。著者の場合は毎日のように頻繁に使用していても、1年近く使用ができました。繰り返し使用することで、プラスチック製の使い捨てラップのゴミを減らすことができます。

    蜜蝋ラップのコーティングに使われている天然の蜜蝋には、防水性があります。表面は水を弾くので、汚れが付いた場合も、さっと水で流すだけで綺麗にすることができます。

    皿のように端を折り曲げた蜜蝋ラップの中にパンが入っている。

    皿のように使用することもできます。

    蜜蝋ラップは薄く軽量で、携帯性に優れているので、キャンプ道具としても優れています。著者はおやつやパンなどを包んで持っていき、そのまま開いて皿の代わりにして使用しています。

    ジップロックに入った蜜蝋ラップが地面に置かれている。

    ジップロックに入れた蜜蝋ラップ。

    蜜蝋ラップを便利に使うためには、注意することが2点あります。

    1点目は、蜜蝋ラップは使い捨てラップとは違い、電子レンジにかけることはできませんので、ご注意ください。

    2点目は、真夏の炎天下や車の中など、気温が高い環境では、蜜蝋ラップにコーティングされた蜜蝋が溶け出すおそれがあります。念のため、気温が高い場所に持ち出す際は、チャック付きビニール袋などの密封容器に入れましょう。

    さいごに

    キャンプ道具を使ったゼロウェイストの実践方法をご紹介いたしました。お気に入りの道具を使って、キャンプ気分を味わいながら、ゼロウェイストを楽しんで実践してもらえたら幸いです。

    私が書きました!
    アウトドアライター
    のまどう
    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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