日本で1890年代から使われている簡易折り畳み式刃物「肥後守」。1950年代には、鉛筆を削ったり竹とんぼをつくったりする道具として親しまれていたが、鉛筆削り器やカッターナイフの普及により徐々に姿を消しつつあった。
そんな伝統工芸品に最先端技術を融合させたのが、「折畳み万能ナイフ VG-10プラズマライズ 肥後守DLCコーティング」。調理、焚き火用の小枝の切削、釣った魚の処理など、アウトドアでも幅広く活躍してくれる逸品だ。
切れ味を持続させる加工技術
ベースとなる刃は、高級ステンレス鋼(VG10)をステンレス(SUS304)で挟んで1枚に仕上げた「割込(わりこみ)」と呼ばれる伝統的な3枚構造。日本刀の構造としても知られ、V字型の両刃のため右利き・左利きに関係なく扱い易いのも特徴だ。
さらに、この刃に「DLC(ダイヤモンドライクカーボン)加工」を施した。ダイヤモンドのような硬さとカーボンの滑らかさを兼ね備え、刃物の切れ味を持続することが期待される。「DLC加工」により、切れ味の耐久性は約1.5倍になり、一方で刃表面の摩擦係数は約60%低減した。
鞘には、軽量・高強度で耐食性にも優れるチタンを使用。大気圧プラズマを照射し、表面に殺菌&抗菌加工を施している。
折畳み万能ナイフ VG-10プラズマライズ 肥後守DLCコーティング
- サイズ:(約)長172×幅18×厚み6、折り畳み時:長さ107mm
- 重量:33.5g
- カラー:刃/虹色干渉色、鞘/シルバー
- 素材:刃・刃先/V金10号、地金/SUS410、鞘/チタン
- 表面処理:DLC、大気圧低温プラズマ処理
- 価格:16,500円