春は釣りを楽しむにはピッタリな季節。
暖かくなると、釣り場は活気が戻り、釣りを楽しむ人たちの姿を多く見ることができます。
この春、釣りを始めてみたい、何でも良いから魚を釣ってみたいという方にオススメしたいのが、シンプルな仕掛け(魚を釣る針やオモリ)を使ったエサ釣りです。
エサ釣りは、初心者の方でも魚が釣れる可能性が高く、初めての釣りに最適です。
そこで今回は、初心者の方でも簡単にトライできるエサ釣りの楽しみ方とコツをご紹介します。
春のエサ釣りではどんな魚が釣れる?
春の釣りもののターゲットとしては、シーバス(スズキ)、チヌ(クロダイ)、メバル、アジ、サバ、カサゴ、カレイなどが代表的です。
全ての魚に総じて言えることですが、春は産卵明けと水温上昇が重なり、いつにもましてベイト(エサ)を捕食します。
タイミングさえ合えば、爆釣することも可能です。
初心者にオススメの「ちょい投げ釣り」
「ちょい投げ釣り」とは、書いて字のごとく、仕掛け(針やオモリなど)を軽く投げる釣りです。
初心者の方でも手軽に楽しむことができ、釣果も期待できるのでオススメです。
釣具屋さんに行くと、釣りに必要なロッド(竿)とリール、仕掛けがセットになったものが「ちょい投げセット」として売られています。
セットのものを購入すれば、すぐにでも釣りを始めることができます。
どんな仕掛けが使いやすい?
釣りの仕掛けには数多くの種類があり、初心者の方は、どのようなものを選べば良いか悩んでしまうかもしれません。
そこで、筆者がオススメしたいのが、ブッコミ釣り(エサを海底に沈める釣り)仕掛けです。
仕掛けがとてもシンプルで、1本針にエサを付けて、オモリをセットしたら仕掛けが完成します。
釣具屋さんに行くと、仕掛けがセットになったものが販売されており、メインライン(リールに巻かれている糸)とスナップ(接続金具)を結べば仕掛けが完成します。
釣りエサは「青イソメ」が良く釣れる
釣りエサの定番と言えば活餌(いきえ)の青イソメ。
青イソメとは、海の浅場の砂地に生息する多毛類動物(ミミズのような生き物)です。
普段から魚に捕食されている生物なので、釣りエサとして使っても、違和感なく魚が食いついてきます。
釣りエサの中では、一番釣れるといっても過言ではありません。
堤防でのんびり、魚からの反応を待つ
針にエサを取り付けたら、仕掛けを軽く投げて、あとは魚が掛かるのを待つだけです。
ただ、ずっと放っておくよりも、5分に1回くらいリールを巻いて、エサの位置を変えてあげましょう。
魚がいるところを探り当て、エサをアピールするのがコツです。
エサだけ取られるということもあるので、15分~20分に1回は、リールを巻ききって、針にエサが付いているかを確認しましょう。
竿先に反応があっても慌てない
魚からの反応は突然です。
竿先がグゥッと下がったり、ピクンピクンと揺れたりすると、魚がエサに食いついている合図です。
反応があるとつい、ロッドを持ち上げて、リールを巻き上げそうになりますが、慌ててはいけません。
まずは、反応があってから30秒~1分くらい待ち、魚にしっかりエサを食わせます。
それから、ロッドをゆっくり持ち上げ、道糸のたるみを取るためにそっとリールを巻きます。
ラインがある程度、テンションを張った状態(まっすぐになる)になったら、一気にロッドをあおり、魚を針にかけます。
ゆっくりとリール巻き上げ、重みを感じたら魚が掛かっている証拠です。
岸際まで魚を寄せて、40センチを超えるような魚であれば、タモ網を使いましょう。
無理してロッドだけで、釣りあげてしまうと魚が針から外れて逃げられてしまいます。
釣りあげて、美味しく頂けそうな魚であれば、すかさず処理をしてお土産にしましょう。
持って帰るにはちょっと……というような魚であれば、針を外して、すぐリリースしてあげましょう。
エサ釣りは誰も楽しめる!
海でのエサ釣りは釣って楽しい、食べて美味しい、魅力溢れるレジャーです。
一人でゆったり楽しむのも良いですし、家族や友人みんなでワイワイ楽しむのも良いでしょう。
のんびり釣り座に構えて、どんな魚が釣れるのか、ワクワクしながら待つエサ釣り。
ぜひ、近くの海でチャレンジしてみてくださいね。
最後に
初めての釣り場へ行くときは、釣り禁止の看板がないかを確認しましょう。
釣りをする際は、ライフジャケットを必ず着用しましょう。
ルールやマナーを守り、誰にも迷惑のかからないよう行ないましょう。
Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。