【長野修平の青空工房 第17回】キャンプに持ち運べる 包丁の収納ケース【前編】
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    2016.12.03

    【長野修平の青空工房 第17回】キャンプに持ち運べる 包丁の収納ケース【前編】

    ダンボールに巻いたり、手ぬぐいに包んだり。野外に包丁を持ち出すのは、気をつかうもの。そこで今回は、包丁を安全かつ手軽に運べるケースを紹介いたします!

    道具

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    右から、木材の寸法取りや革切断に使う指金。のこぎり、接着剤として使用する液体膠、木の耐材で作ったへら、サンドペーパー(目の粗いものと細かいものの2種)、植物性の塗料、ぼろ布、革裁断用のカッター、銅釘適宜、穴あけ用の目打ち、金槌。

    材料

    DMA-_DSC5287

    ケース本体となる板、幅70×厚み9×長さ910mm。今回はホオノキの板材を使用。側面用は幅10×厚み5×長さ900mmのヒノキの材。革は60cm四方のものを用意。

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    左は長野さんが家で使っている竹製の包丁立て。右は今回作るケースのベースとなったケース。鉈の鞘を模し、腰に吊るせる。

    木のケースを作る

    DMA-_DSC5562

    いちばん長い包丁の長さ(長野さんは25.5cm)に合わせて、のこぎりで板を切断。

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    1本の包丁に対し、表、裏、側面×2の4つのパーツが必要。側面には柄より薄い材を選ぶ。

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    膠が浸透しやすいよう、側面の部材を貼る場所を濡らした布で拭いて湿らせておく。

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    60~70度の湯煎で溶かした膠を木の端材などで、側面と表板の両パーツに塗る。

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    表板に貼る。側面のパーツを指で押さえ、左右に若干合わせながらつけていく。

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    両端に側面パーツをつけたら、同様にして裏板も貼り、よく乾燥させる。

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    乾いたら、全体に紙やすりをかけ、滑らかに整える。角は丁寧に面取りをすること。

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    全体に植物性の塗料を塗る。淡水性や防腐効果も高まり、長持ちする。これを4つ作る。

    後編では仕上げていきます!

    教えてくれた人

    DMA-_DSC5614

    長野修平さん
    自然素材にこだわったものづくりをする、ネイチャークラフト作家。食周りの道具を作る際は、安全性を考慮し、接着剤や塗料までも自然由来のものにこだわる。

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