いつものアヒージョに一工夫
スペインの伝統料理、アヒージョ。オリーブオイルで具材を煮るだけのお手軽な作業工程と、お酒にぴったりな味わいから、キャンプでも人気のメニューです。
今回はそんなアヒージョのアレンジレシピとして、チーズフォンデュのアヒージョをご紹介します。カマンベールチーズを丸ごと1個使い、チーズフォンデュも楽しめます。
作り方はとても簡単なので、ぜひお試しあれ。
材料
- カマンベールチーズ(ホールタイプ) 1個
- にんにく(チューブでも可) 3個
- 鷹の爪 1本
- お好みの具材 (今回はむきエビ100gとピーマン1個)
- オリーブオイル 適量(詳細は下記)
- 塩コショウ 適量
- 粉末パセリ 少々
- 食パンかバゲット 好きなだけ
作り方
手順1.具材を切る
まずは下準備として、アヒージョに入れる具材をカットします。にんにくはみじん切り、鷹の爪は輪切りか手で細かくちぎっておきましょう。鷹の爪の種は基本的には使いませんが、辛いのが好きな方はとっておいて後でオリーブオイルに入れてもいいでしょう。
アヒージョの具材は今回、むきエビとピーマンを使いますが、こちらはどのような食材を使っても問題ありません。
むきエビはホタテやイカ、タコといったシーフードで代用できますし、市販のシーフードミックスをそのまま使うのもOK。野菜はブロッコリー、ニンジン、プチトマトもおすすめです。
本レシピの主役はあくまでカマンベールチーズですので、「チーズフォンデュにしたい」と考えるお好みの材料を、自由にお選びください。
手順2.カマンベールチーズの下ごしらえ
次はカマンベールチーズの処理をおこないます。今回使用するカマンベールチーズは、カットされていないホールタイプです。カットされているタイプですと、この料理は作れないので要注意です。
カマンベールチーズの包装を外したら、上面部の白い皮を剥がします。薄皮を削ぐように包丁を入れていくと、比較的スムーズに取れますよ。
白い皮が取れて、中身のチーズが見えれば作業は完了です。余った白い皮は、後でオリーブオイルに入れると無駄になりません。
手順3.オリーブオイルで具材を煮る
材料の準備を終えたら、アヒージョを作っていきます。小さいフライパンかスキレットに、オリーブオイルを注ぎます。分量は、カマンベールチーズの4分の1から3分の1が浸る程度が目安です。
次にみじん切りのにんにくと鷹の爪を入れ、弱火にかけます。オイルが泡立ち、にんにくの香りがしてきたら中火にし、具材を入れましょう。カマンベールチーズを中央に置き、その他の材料はカマンベールチーズを囲うイメージです。
カマンベールチーズは、先ほど皮を剥がした面が上にくるようにしましょう。下にしてしまうと、オイルにチーズが溶けだしてしまい料理そのものが台無しになってしまいます。
食パンやバゲットを一緒に食べるのであれば、このタイミングで焚き火で焙ったりしてトーストするといいでしょう。
また、テーブルに熱い容器を置くための敷板を用意するのもお忘れなく。
手順4.完成
カマンベールチーズを串や箸でつついて、トロリとしていれば出来上がり。容器ごと敷板の上に乗せて、彩りにパセリを散らせば完成です。
カマンベールチーズはトロトロでありながら、側面に残した皮のおかげでオイルに溶けだすことなく、フォンデュできる状態です。
アヒージョにした具材、チーズ、オイルをすべてパンに乗せて食べると、この上なく贅沢なおつまみになりますよ。
最後に
アヒージョとチーズフォンデュ。ふたつのごちそうをまとめて味わえるこのレシピは、特別なキャンプにぴったりなごちそうといえるでしょう。
ちなみに残ったオイルは、調味油として他のメニューに活用可能です。たとえば、パスタに使えばチーズとにんにくが利いた、パンチのあるコクを演出できますよ。
最後までおいしいチーズフォンデュのアヒージョ。ソロキャンプや家族とのキャンプを飾る、とっておきのメニューに加えてみてはいかがでしょうか。