YLT<山形ロングトレイル>奮闘記 ~蔵王にトレイルを作っぺvol.6~
数年前、私がトレイルに歩きに行くと、YLTの活動は停止していました。
しかし、昨年からは、「任せて、安心していってきて」との言葉が仲間から返ってきます。
私も、安心してトレイルを歩くことができるようになっていました。
そして私は、7月からインターナショナル・アパラチアン・トレイルの旅に出発しました。
さて、私不在中のYLTの活動はどうだったのでしょうか?
全部ではありませんが3回に分けて、振り返ってみたいと思います。
■6月の調査(6月11日~12日)
<参加者> 会員 原田さん トクさん 宍戸さん
私が出発したのが7月7日七夕の日でしたが、出発前も多忙で、実質6月からお任せをしていました。6月、今年の目標である蔵王国定公園の北側、面白山エリアの調査が中心に。まずは、予定している小東峠・大東岳を経由して面白山に抜けるルートになります。
今回は山小屋泊もありますので、調査担当原田さん・女子部担当宍戸さん・会員のトクさんの3名でルートの確認に行きます。ある程度登山に慣れた方でないと、厳しいのかな? という原田さんの提案からこのメンバーに決まったようでした。
さて、この日の調査は森林限界線歩きと、6月の強い日差しとハエの大群に終始囲まれるという、非常に辛い道のりになったようですが、山小屋ではたくさんの大学生(なんと20名程!)と遭遇し、賑やかな一晩(!?)になったそうです。もちろん、持参していたYLTのパンフレットも配ってきてくれたそうですよ。
を経由したのち、天童高原へ抜けるルートの予定だったそうですが、アップダウンと降り注ぐ強い日差しに、このルートの調査を長左エ門ルート(谷間を歩くルート)に変更して天童高原まで歩くことに。
時間が空いた午後、下山後の3人を迎えにいくと、完全に疲れ切っていた様子でした。
今回は、山形市側から、いったん仙台市方面に抜けたルートでの調査でしたが、この面白山の入り口エリアは現存するルートが少なく、選択をどうするかは別れるところです。
一方で、本来の縦走路を行くのも、仙台市側を経由するにもある程度、体力や経験が必要になるようです。こちらは再度、いろいろなスキルの方と歩いてみる必要もあるのかな? といった感じもします。
また、面白山エリアに入ると、本来の縦走路を通過するには、かなり体力も必要になりますし、水場が少ない問題もあります。
また、トレイルらしさを考えると、一気に歩いた場合の無理のないルート選択も考慮しなければいけないと感じました。もう少し調査を続ける必要があるのではないかと思います。