家族旅行は全員が楽しめないと意味がない
常々言っていることですが、「家族旅行」は子どものお楽しみだけではなんだか大人が物足りないし、逆だと子どもが退屈してしまう。みんなで譲り合いながら楽しみをシェアして過ごすというのが、良き「家族旅行」だと私は思います。
そんな場所あるのかなー。
あるんです!
「多摩動物公園(子どもボーナス)」で楽しんだら、お隣の高幡不動駅に移動。お不動さまの目の前で「蕎麦ランチ(大人ボーナス)」! しかも移動はすべて世田谷のわが家から電車(京王線)で行けます=吞んでいい気分になって帰れます。子どもたちも、普段はなかなか乗れない電車が大好き。ほら、みんな幸せ~。
電車でGO! 多摩動物公園
開園は9:30ですが、この日はGW初日の2022年4月29日。混雑必死と思い多摩動物公園駅に9:05着の電車で向かいました。並んでいるお客さんは私たちの前に10組くらいいましたが、絶対乗りたかった「ライオンバス」のチケットも余裕でゲット!
ただし、チケット売り場までは入り口からけっこう距離があります。しかも急な坂道もアリ。子どもたちの歩みに合わせていたら後れを取りそうだったので、彼らを夫に託し私だけライオンバスのチケット売り場に急ぎました。わりとゼェゼェはぁはぁでしたよ。
多摩動物公園は「歩ける靴」がマスト!
地図を見たらわかると思いますが、園内は大変広いです。東京ドーム11個分とか、上野動物園の4倍とかいわれています。しかも多摩丘陵にあるので山あり谷あり、いい運動。ヒールのある靴やサンダルなどではなく、ちゃんとした「歩ける靴」はマストです!
子どもたちとの約束
とにかく広い多摩動物公園です。くまなく見ていたら日が暮れてしまう。大人のボーナスタイムがなくなってしまう(笑)。なので息子たちと事前約束を交わしました。
それというのは「午前中で動物園タイムは終わり!」というもの。そうなるとあまり時間がないので「ひとり3種類ずつ動物を見よう」、と。彼らは夜な夜なiPadでどんな生き物がいるか検索し、顔を寄せ合い調べていました。
長男はミーアキャット、トラ、カンガルー。
次男はライオン、キリン、アフリカゾウ。
まぁ、それらがいるコーナーに向かう道すがら、ほかの動物も見られるんですけどね。
世界一周の思い出
わたくしごとですが、2009年8月から2011年1月までオートバイで世界一周しました。そのときに、かなりの数の動物たちをリアルに見ることができました。一番印象に残っているのは「アフリカ」です。急なことでしたが、亡き母も合流することになり、彼女と数日に渡ってサバンナのなかをジープで巡りました。アフリカの、「地球」を感じるとんでもないスケールの大きさ。美しくも厳しい大自然のなかで健気に生きている動物たちに感動した母は、こんなことを言いました。
「この景色を世界中の子どもたち全員に見せてあげたい!」
なんてすてきなことを言う母だろうと、わが親ながら感動した覚えがあります。
小さな子どもを連れてアフリカに行くなんてなかなかのハードルの高さですが、いつか私も息子たちと動物を見にアフリカへ行けたらなーと思っています。
でも、とりあえずいまは多摩動物公園でいいかな。電車で行けるし(笑)。なによりもっと混んでいるかと思ったGW初日でしたが、多摩動物公園の敷地が広大だからか、ゆとりある印象。ゆったりと回ることができました。
必ず持参する「行動食」
出かける際に必ず持参するおにぎりは、子どもに「ハラヘッタ」と騒がれないようにするためでもあるし、おいしいか否かわからない高いフードに手を出さない「節約」のためでもあります。早くランチ蕎麦、食べに行きましょー。
ギフトショップ「COLLECTION」
展示動物を中心にワンコイン以下の手ごろなものから1万円近くするライオンのぬいぐるみまで(次男は最初これを欲しがりました。やめてー!)、品数多く販売していました。もうすぐ誕生日を迎える息子たちです。プレゼントどうしようかなーと悩んでいたときにタイミングよかった。好きなもの買っていいぞー。ただしひとり「2,000円以内」ね(笑)。
長男は720Pの昆虫パズル(2,200円!)と次男は1,650円のライオンのぬいぐるみを選びました。2つ合わせて4,000円以内か……。固く閉じたお財布をやっと開いた私です。幅広い子どもの年齢に対応しているラインナップが魅力のギフトショップでしたよ。
多摩動物公園
- 開園時間:9:30~17:00
- 休園日:水曜日と年末年始
- 入園料:大人600円、中学生200円、65歳以上300円
- URL:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/
お次は大人のボーナスタイム「高幡不動」へ
せっかく訪れたのでお不動さんにお邪魔してみましょうか。目当ての蕎麦屋を通り過ぎて、参道を進みました。
高幡不動尊
東京都日野市にある高幡不動尊の正式名は「高幡山明王院金剛寺」と言い、「関東三大不動」の1つと言われています。新選組副長として活躍した「土方歳三」の菩提寺でもあるそうです。
6月いっぱいは「あじさいまつり」が行なわれています。
また、毎月28日は、お不動様のご縁日。訪れた日は、運よくその様子を見ることができました。
高幡不動尊金剛寺
- アクセス:京王線・多摩都市モノレール高幡不動駅から徒歩5分
- URL:https://www.takahatafudoson.or.jp
開運そばでランチ
お不動さんを出ると、ちょうど強い雨が降ってきて、急いで駆け込んだ「開運そば」です。道を挟んだ目の前なので濡れずにすみました。さぁ、お待ちかねのランチです。
「とりあえずビール!」
山あり谷あり多摩動物公園でたくさん歩いたあとのシュワシュワがツンと効きました。
高畠不動尊の門前にある「開運そば」は、創業50年を超える歴史あるお店。高畠不動尊「指定」の蕎麦処とか。あたりを見渡すと、地元の方でしょうか、3世代でワイワイ食事をしているグループがいたりと、常連さんらしき人々の姿が多かったです。地元に愛されているんですね。
蕎麦屋=呑みに来る場所
ところで「蕎麦」ってどんなイメージですか? チャキチャキの江戸っ子がサクッと食べる「立ち食い蕎麦的」な? それとも水や空気がきれいな旅先を訪れたときにいただく「ご馳走」? 「年越し蕎麦」とか「引っ越し蕎麦」とかイベントごとのときにすする? はたまた、うどんよりもヘルシーっぽいから、ダイエットに気を遣っている人や、年配の人が好みそう?
私たち夫婦はと言うと、外でいただく蕎麦=「酒!」なイメージです。
「ちょっと今夜は蕎麦屋でも行く~?」なんて夫から振られると、ついついお酒を想像して「いいねぇ」なんてニヤリとしてしまいます。メニューに書かれたツマミをお酒とともにしこたまいただき、最後ちょろっといただく蕎麦がその日一日の幸せなシメですね。
おいしかった。楽しかった。幸せだった。ごちそうさまでした!
家族みんな大満足の休日となったのです。
そば処 開運そば
- 所在地:東京都日野市高幡149
- 営業時間:月~土曜 10:30~21:00(L.O.20:30)、日曜 10:30~17:00(L.O.16:30)
- 定休日:年中無休
- URL:https://kaiun.jp/kaiunsoba