岸から鉛の塊のルアー、メタルジグをかっ飛ばして、ブリなどの大型青物を狙うショアジギング。
誰でも一発で大物を狙うことができる、夢のあるルアー釣りです。
ショアジギングで使われるメタルジグにはさまざまな種類があり、小魚の形に似せたものから、細長いもの、楕円形のものなどがあります。
重さも20g~100gを超えるものまであり、釣り場の海流の速さや深さによって使い分けられています。
釣具店に行くと、本当に数多くのメタルジグが並んでいるので、初心者の方にとっては、どれが良いか分からなくなることも。
そこで、筆者がショアジギングのルアーの中でおすすめしたいのが、「撃投ジグ」シリーズです。
今回は撃投ジグの魅力と、特におすすめしたいカラーを解説していきます。
撃投ジグとは?
撃投ジグとは、釣り具メーカー「カルティバ」からリリースされている、ショアジギング専用のメタルジグです。
大型青物を釣ることをベースとして設計されており、ショアジギング上級者の方も愛用するなど大変人気があります。
重さは25g~125gまでがラインナップされ、堤防から沖の荒磯まで、どんな釣り場でも対応できるよう、展開されています。
撃投ジグの魅力
メタルジグは、釣り上げた魚が地面で暴れたときや岩にぶつかったときの衝撃で、塗装が大きく剥がれたり、変形してしまうことがあります。
しかし、撃投ジグは岩礁などにぶつけてもしっかり耐えてくれる堅牢さが魅力です。
撃投ジグにはSUS鋼パネルという素材が使われ、衝撃によるメタルジグの折れや変型を軽減してくれます。
塗装も強く、衝撃でボロボロと剥がれることはありません。
実際に筆者も、岩礁帯やテトラポッドなどで何度もぶつけていますが、多少の傷はついても、変型したことは一度もありません。
おすすめしたいシリーズ
撃投ジグには5種類のシリーズがありますが、中でもおすすめしたいのは、「撃投ジグ」と「撃投ジグレベル」の2種です。
筆者自身、最近はほとんどこのメタルジグしか使っていませんが安定した釣果を上げることができています。
撃投ジグ
撃投ジグはショアジギングの基本的なアクション操作である、ワンピッチジャーク(ロッドを上にあおって、リールを1回巻くを続けるアクション)が楽にできるのが特徴。
この基本的な操作でもアピール力が高いのか、ガツン!と魚が食いついてきます。
アクションを完全にやめると、3秒ほどユラユラと水平フォールし、ストンと海底に向かって落ちていくのですが、このときに魚が食いついてくることもあります。
撃投ジグレベル
撃投ジグレベルは、フォール時のアクション(リールを巻かずに落とすだけ)が特徴的です。
ノーマルの撃投ジグに比べて、細かくユラユラとゆっくり水平に落ちていきます。
スピードの速いアクションでは食いついてこない、低活性な魚に有効なメタルジグです。
おすすめしたいカラー
撃投ジグのカラー展開は数多くありますが、その中でも筆者の釣果実績が多いものをご紹介します。
ゼブラグロー系
ゼブラグローとは、シマシマ模様を施した塗装の事です。
白い部分は光を溜めこむ性質があり、海中で発光します。
こんな違和感しかないカラーで本当に釣れるのか?と思われるかもしれませんが、アクション中はこの光がぼやけて、ベイト(魚が捕食している小魚)や小魚の群れを演出すると言われています。
筆者自身、メタルジグでの釣果は、このゼブラグロー系のカラーが圧倒的に多いです。
ピンク系
ピンク系のカラーも、筆者の釣果実績が高いカラーです。
特にマズメ時(太陽の昇り始めと沈み始め前後の時間帯)に魚がヒットすることが多い印象があります。
光の乱反射の色合いの関係が、捕食しているベイトと似ているのかもしれません。
ショアジギングを始めるならひとつは持っておきたい。
ショアジギングを普段から楽しんでいるアングラーの方はもちろん、初心者の方にもオススメしたい撃投ジグシリーズ。
青物を釣るために設計された思想や、頑丈で長く愛用できることも魅力。
大物を夢見るならピッタリなメタルジグです。
ショアジギングを楽しむならぜひ、ひとつは持っておきたいところです。
最後に
初めての釣り場へ行くときは、釣り禁止の看板がないかを確認しましょう。
釣りをする際は、ライフジャケットを必ず着用しましょう。
ルールやマナーを守り、誰にも迷惑のかからないよう行ないましょう。
Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。