プラグインハイブリッド車ならではの便利さと、名車パジェロの遺伝子を受け継ぐ4WDの高い走破性をあわせ持った新型「アウトランダーPHEV」。先日開催されたキャンプイベントBE-PAL Camp & Rideでも「乗ってみたい!」という声が多く、とびきりの人気車でした。リアルな試乗体験談をまじえつつ「アウトランダーPHEV」の魅力を詳しく解説します!
アウトドア好きの家族にいまおすすめのSUVとは?
外遊びやキャンプに出かけることが多いアウトドア好きの家族にぴったりなSUVって、どんなクルマだろう? 家族全員で乗車してもたくさんのギアが積める広いラゲッジスペース。郊外の山道も安全に走行できる走行性能。ロングドライブでも疲れにくい快適性。ぬかるんだキャンプ場内の未舗装路でもへこたれない悪路走破能力。そして優れた燃費性能。これらをまんべんなく満たすクルマこそ、究極の理想である。
昨年登場した新型「アウトランダーPHEV」は、キャンパーの欲張りな要求に応えらえる新世代のSUVとして、いま大きな注目を集めている一台だ。
5月28日、29日にPICAさがみ湖で開催されたキャンプイベント「BE-PAL Camp & Ride」の参加者、大石恵司さんも、かねてから「アウトランダーPHEV」にアツい視線を送っていたひとり。家族全員でその魅力を体感してもらった。
最先端のPHEVを体験!その実力は…?
発進させるやいなや、「おお~!」と感嘆の声があがった。大石さん自身がいつも運転しているガソリンエンジンのミニバンとは加速感があまりに違うためだ。
「アクセルを踏むと、タイムラグなく、するすると加速するので驚きました。音や振動が大きくなることのないまま、速度だけぐんぐん上昇するので、よりいっそうパワフルに感じますね」
静かで滑らかな加速感は、まさにEVならでは。新型「アウトランダーPHEV」は、駆動用バッテリーを先代モデルよりも大容量化したことで、満充電時にEV走行ができる距離が87km(Mグレード・WLTCモード)にまで延びている。
走行音が静か!だから長距離運転でも疲れにくい
キャンプ場内の山道を抜けて、そのままアップダウンの連続する一般道へ出た。
モーターのみで走行する「EV走行」のほか、エンジンで発電してモーターでEVとして走行する「シリーズハイブリッド走行」、エンジンで走行しつつ、モーターがアシストする「パラレルハイブリッド走行」という3つの走行モードを状況に応じて自動で切り替えつつ進む。
「こうやって運転していると、走行モードがいつ切り替わっているか、ぜんぜん分からないですね。途中でエンジンが掛かっているはずなのですが、車内は相変わらず静かなまま。それなりのスピードで走行中なのに、鳥のさえずりがよく聞こえるなんて初めての経験です(笑)」(大石さん)
走行音がきわめて静かで、振動も少ないため、長距離を運転しても疲れにくい。神奈川県にお住まいの大石さんだが、キャンプの際は長野や岐阜といった遠方へもよく出かけるという。それだけにロングドライブにおける快適性は、クルマ選びの重要なポイント。「アウトランダーPHEV」の静粛性には、かなり魅かれるという。
災害時も安心!100V1500Wの電源付き
試乗を終えた大石さんは、アウトランダーPHEVの後ろに回り、リアゲートを開いた。以前から気になっていたという「100V AC電源」をチェックするためだ。アウトランダーPHEVには家庭用と同じ100V電源のコンセントが、ラゲッジルームとフロアコンソールの2か所に設置されているのである。
「わが家はキャンプを始めて日が浅いこともあって、キャンプで電源があったら便利なのに、と思うことも多いんです。この電源、最大出力1500Wということは、炊飯器やホットプレートなども使えるんですか? 子どもがいると、何から何まですべて火を使って煮炊きするのも結構な手間ですからね。キャンプ好きには、すごく魅力的な装備だと思います」
電源付きキャンプサイトでなくても、クルマの電気を使えば、炊飯器でご飯を炊いている間にガスバーナーでカレーを作ったり、水遊びのあとにドライヤーで髪を乾かしたりすることが可能だ。もちろんスマートフォンやパソコンの充電もできる。
また、災害時や停電といった「もしもの時」には、非常用電源としてたいへんに心強い。自宅にVehicle to Home(V2H)用の機器を取り付ければ、クルマの電気を家で使うこともできる。V2Hを活用した場合の「アウトランダーPHEV」の給電能力は、最大で一般家庭電力量の約12日分。ポータブル電源を上回る圧倒的な蓄電量の非常用電源として活用できるのだ。たとえるなら、家に小さな発電所があるようなもので、その安心感は半端ない。
ラリーで鍛えた三菱独自の走行性能がすごい!
アウトランダーPHEVは、名車パジェロや、パリ-ダカールラリーをはじめとする世界各地のラリーで三菱自動車が長年培ってきた4WD制御技術「S-AWC」(スーパー・オール・ホイール・コントロール)を備えている。
前輪用と後輪用それぞれに備えたモーターから4つの車輪に伝わる駆動力と、ブレーキ量の配分を、路面状況や車体の傾きに合わせて細かく制御する最先端技術だ。
「S-AWC」の制御により、山道やワインディングロードを走るときも安心感が抜群だ。床下にバッテリーを積んでいることもあって重心が低いので、高速コーナリングでもローリングがほとんどなく、あたかも空飛ぶじゅうたんに乗っているかのように目指すライン通りに走り抜けてゆく。まさに異次元の乗り味なのだ。
「アウトランダーPHEV」は4輪すべてに駆動力を常時配分する本格的な4WDなので、雪道や林道、豪雨時の走行でも力強く路面をつかみ、じつに安定感のある走りをしてくれる。
そんなアウトランダーPHEVの走破性の高さにも大石さんは期待を寄せる。
「優れた悪路走破性をもつ7人乗りのSUVと聞くと、なんとなく大きくて鈍重、というイメージを持っていました。ですが、今回試乗した、アウトランダーPHEVはそんな先入感を良い意味で裏切ってくれましたね。運転した感じはとても軽く、加減速もなめらかで、クルマの大きさをまったく感じませんでした」
子どもたちが大きくなってきたので、いつか一緒にスキーへ行ってみたい、と大石さん。
「アウトランダーPHEVには雪道を安定して走れる『SNOWモード』もあるようなので、ぜひ試してみたいです!」
キャンプがますます楽しくなる極上機能
家族キャンプも余裕の広大なラゲッジスペース
5名乗車時でもゴルフバッグ(9.5インチ)を4個、スーツケースを3個を収納できる広いラゲッジスペース。開口部の幅が広く大きな荷物も積みやすい。3列目シートは床下へ簡単に収納でき、フラットな荷室を実現する。
「3列シート」仕様なら7人乗れちゃいます!
新型になって設定された3列シートの7人乗り仕様。
3列目シートは決して広くないが、子どもなら充分に座れるスペースが確保されている。
2列目シートを倒すと広大な積載スペースが!
2列目シートを折りたためば荷室長は2040mmに拡大。床もフラットなので車中泊もラクラクだ。
室内もかっこいいぞ!
新型「アウトランダーPHEV」の運転席。BE-PAL Camp & Rideで試乗した参加者からは「内装は高級感があって、めちゃくちゃいい! 三菱のイメージがガラッと変わった」という感想も。
先進運転支援機能で長距離ドライブも安心&楽ちん!
「アウトランダーPHEV」には高速道路で速度、車間距離、車線中央を自動でキープしてくれる先進運転支援機能「マイパイロット」が搭載されている。渋滞時に停車しても30秒以内であれば自動で発進してくれるから、いちいち再設定する手間が不要。マイパイロット機能を使うと、キャンプ場や遠方のアウトドアフィールドを目指すロングドライブが格段に楽になる。
上の写真は「バッテリーチャージモード」で回生発電を重視しながら走行している状態で、左のパワーメーターがエンジンとモーターの駆動状況を示している。ほかに「ノーマルモード」「EV優先モード」「バッテリーセーブモード」があり、スイッチひとつでモードを切り替えバッテリー残量をコントロールできる。
「アウトランダーPHEV」に乗ってみてどうでしたか?
「ハイブリット車にはじめて乗りました。独特なモーター音がするのかな? と思ったら、すごく自然な感じでまるで違和感なし。普通に車でした(笑)。もはや無音と言っていいほどで、30分ほどの試乗でしたが、子供が寝ちゃうほど快適でした!」
「路面によってドライブモードが選べ、動きがとってもスムーズでした。キャンプや日常の足としてドライブモードを選ぶことで走行状態の使い分けができますね」
「電気自動車が気になっていたんですが、すごい静かでびっくり!」
「静かすぎて、あれじゃあ、内緒話ができないよ!」(笑)
「ここまで進化しているとは!」
「クルマのサイズ、重量を感じさせない軽快な走りに感動しました」
「オフロードも安心感ありますね」
などなど、BE-PAL Camp & Rideで試乗した参加者から驚きの声が続出。
ぜひみなさんも三菱自動車の販売店やイベントで試乗してみてください!
乗り心地抜群で、アウトドアが楽しくなるPHEV
新型「アウトランダーPHEV」は、三菱自動車が長年にわたって磨いてきた電動自動車技術と4WD技術が結実して生まれた。
EVならではのきわめて静かな走行感と軽やかな加速性能に加えて、エンジンを使ったハイブリッド走行や発電も可能。バッテリー残量を気にせずにロングドライブが楽しめる上に、災害時・停電時にも電源を確保できる。いま最も使えるエコカーだといえるだろう。
アウトドア好きにとっては、林道やキャンプ場の未舗装路など、自然のなかに安心してアクセスでき、雪のシーズンのアウトドアも余裕でこなせる本格的な4WDというのも、とても重要なポイントである。
美しい自然環境を次世代につなぐ高い環境性能と、高いオフロード走行性能を兼ね備えた、史上最強の万能SUV「アウトランダーPHEV」。現在、国から55万円の補助金のほか、地方自治体の補助金やエコカー減税など、様々な優遇策を受けられるので、補助金・減税の詳細もぜひあわせてチェックしたい。
三菱自動車/アウトランダーPHEV(Pグレード・7人乗り)
メーカー希望小売価格 :532万700円(消費税込)
- カラー:ホワイトダイヤモンド(上写真の車体色)
- 駆動方式:ツインモーター4WD
- 全長×全幅×全高:4,710×1,860×1,745mm
- 最低地上高:200mm
- 最小回転半径:5.5m
- 車両重量:2,110kg
- エンジン排気量・形式:2,359cc直列4気筒DOHC
- エンジン最高出力:98kW/5,000rpm
- エンジン最大トルク:195Nm/4,300rpm
- 使用燃料・タンク容量/無鉛レギュラーガソリン・56L
- モーター最高出力:85kW(前)、100kW(後)
- モーター最大トルク:255Nm(前)、195Nm(後)
- 燃費(WLTCモード):16.2km/L ※ハイブリッド燃料消費率
- EV走行換算距離(等価EVレンジ):83km
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/
三菱のPHEV クリーンエネルギー自動車補助金
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/carlife/phev/subsidy/
こちらもおすすめ! 唯一無二の4WDミニバン
ミニバンならではの優れたスペースユーティリティと、SUV並みの悪路走破性を兼ね備えた「デリカ D:5」。低速域から強力なトルクを発揮するディーゼルエンジンにLOCKモード付きの本格的な4WDシステムを組み合わせたアウトドア・ミニバンの最高峰だ。BE-PAL Camp & RideではアウトランダーPHEVとともに多くのキャンパーの注目を集め、実際に中に乗って体験する家族も多かった。
三菱自動車/デリカ D:5 (Pグレード・7人乗り)
メーカー希望小売価格 :438万7,900 円(消費税込み)
- カラー:グラファイトグレーメタリック(上写真の車体色)
- 駆動方式:ディーゼルエンジン4WD
- 全長×全幅×全高:4,800×1,795×1,875mm
- 最低地上高:185mm
- 最小回転半径:5.6m
- 車両重量:1,970kg
- エンジン排気量・形式:2,267cc直列4気筒DOHC
- エンジン最高出力:107kW(145PS)/3,500rpm
- エンジン最大トルク:380Nm(38.7kgf・m)/2,000rpm
- 使用燃料・タンク容量/軽油・64L
- 燃費(WLTCモード):12.6km/L
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/
提供/三菱自動車 0120-324-860