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キャンプに必要な道具とは?
キャンプ道具のそろえ方を解説します。初心者の場合、少しずつそろえていくのがポイントです。
キャンプ道具のそろえ方
まずは必需品からそろえよう
キャンプ初心者の場合は、キャンプに必ず持っていくべき道具からそろえるのがポイントです。
キャンプ道具は挙げればきりがなく、高価なものも多いので、最初から全てをそろえようとすると大きな出費になってしまいます。
キャンプに最低限必要な道具には、以下が挙げられます。
- テント
- シュラフ
- 調理道具(バーナーやクッカー、ナイフ、皿など)
- テーブル
- チェア
友人とキャンプに行く場合は友人から道具を借りる、またはキャンプ場のレンタルサービスを利用するのもおすすめです。
キャンプをする中で必要に感じたものを少しずつ購入すれば、やがて一式そろっていきます。
便利グッズは後からそろえてもOK
キャンプをより快適にする便利グッズは、最初から持っておく必要はありません。
便利グッズがなくてもキャンプはできることに加え、最初からそろえると金銭的負担も大きいためです。
キャンプに慣れてきたら、キャンプサイトを彩るおしゃれなアイテムや、料理の幅を広げる調理器具などを買うとよいでしょう。例えば、Bluetooth対応で音楽が聴けるランタンがあるとキャンプサイトがおしゃれになります。
キャンプをする中で「こんなことができたらいいな」と感じたことをかなえてくれるアイテムをそろえていけば、キャンプがもっと楽しくなります。
人数に合わせた大きさを選ぶ「テント」
テントがないとキャンプは始まりません。最初にそろえるべきアイテムといっても過言ではないでしょう。初心者におすすめのテントを3つ紹介します。
コールマン「ツーリングドームST」
ソロキャンプやツーリングに適したテントです。コンパクトながら、横幅が210cmあるので男性でもゆったりと過ごすことができます。
1人でも設営しやすいポールポケット方式を採用し、前室空間があるので荷物を置くスペースとしても使えます。
別売りのキャノピーポールを組み合わせて、前室に雨&日よけスペースを作ることもできます。
コールマン ツーリングドーム
MSR「エリクサー1」
厚手の生地を使用した、耐久性に優れたソロ用のテントです。独自の設計で箱型に近いスペースを実現しており、シリーズの中でも居住性が高くなっています。
台形の前室はソロ用テントにしては大きく、キャンプギアを置くのに最適です。天井にはポケットが付いており、収納性も備えています。丈夫な設計だからこそ扱いやすく、初心者にもおすすめのモデルです。
カラーはグレーとグリーン、タンの3色が展開されています。
MSR エリクサー1
スモア「Bello 300」
センターポールで支える設計で、設営がしやすいことが特徴のテントです。
ティピー型とも呼ばれる円すい型のテントはおしゃれでかわいらしく、遊牧民やネイティブアメリカンの住居を連想させます。3〜4人用の大きさなので、家族でのキャンプにおすすめです。
ポリエステルとコットンを混紡したポリコットン生地を使っており、高い通気性と心地よい肌触りを実現しています。
通常、排気が難しいことからテント内でストーブを使うことはできません。しかし、Bello 300は難燃性の生地を使っていることに加え、煙突設置口も付いているので、テント内でストーブを使うこともできます。
スモア Bello 300
寝心地・居住性がアップ「マット」
就寝時には、シュラフだけでなくマットも使うことをおすすめします。マットは地面の凹凸を解消し、冷気を遮断してくれる心強いアイテムです。
快適な睡眠のためにおすすめしたい商品を3点紹介します。
THERMAREST「クローズドセルマットレス Zライトソル」
初心者も手を出しやすい価格帯のクローズドセルマットレスは、膨らます労力も要らず、折りたたんでしまえるためスペースも邪魔しません。TEHRMARESTのZライトソルは片側がアルミ装着になっているため、高い断熱性を誇ります。
また、凹凸のある架橋ポリエチレンフォームは、眠るときの身体をクッションでしっかり支えます。なお、使用するときはアルミ面を上にすることをメーカーは推奨しています。
THERMAREST クローズドセルマットレス Zライトソル
snow peak「キャンピングマット2.5w」
厚さ6.2cmの極厚タイプで、地面のあらゆる凹凸を解消してくれるアイテムです。横幅は77cmと十分で、寝返りを打っても簡単には落ちません。
バルブを開けて空気を入れるインフレータブルマットですが、収納ケースがポンプの機能も担っているので、膨らませるときも便利です。
裏地にはノンスリップ加工が施されており、テント内でのずれを防ぎます。同じ製品の2つを繋げて、より大きいサイズとして使うこともできるので便利です。
スノーピーク キャンピングマット2.5w
WAQ「2WAY フォールディングコット 600D」
キャンプ用の簡易ベッドであるコットです。コットの利点は、地面に接していないことでいかなるコンディション下でも使える点です。
また、地面から距離をとることで、冷気の影響を受けない点も優れています。
コット足の長さを調節すれば、ハイとローどちらでも使用できます。表面はナイロン製で耐久性が高く、耐荷重も150kgと大人の男性が乗っても安心です。シートが600Dポリエステルに変わりました。以前の300Dに比べると生地自体の耐久性もUPしました。自然な沈み込みはそのままに、快適な寝心地を提供してくれます。
日中はベンチや物置として使えるので、一台持っているとさまざまな場面で活躍してくれるでしょう。カラーはタンとオリーブ、ブラック、ベージュグレーの4色展開です。
WAQ 2WAY フォールディングコット 600D
季節によってチョイス「シュラフ」
シュラフもキャンプに欠かせないアイテムです。季節によって選ぶべきものが少しだけ異なります。それぞれの特徴に注目しながら見ていきましょう。
LOGOS「丸洗いスランバーシュラフ」
マイナス2度Cでも大丈夫な、封筒型シュラフ。丸洗いできるので、お手入れも楽ちんです。同一品番のシュラフとは連結もできるので、2人で寝ることも可能。
ジッパー部分にドラフトチューブをバックアップしているため、冷気が入ってくるのを防ぎます。
また、モイスチャーマネージメント機能により、発汗などで生じた水分をスムーズに外部に排気してくれます。
LOGOS 丸洗いスランバーシュラフ・-2
ISUKA「レクタ 350」
ファスナーがフルオープンの、封筒型シュラフです。マミー型と異なり、布団のような寝心地が特徴です。
春から夏にかけての使用に向いており、特に夏の標高が高いキャンプ地での使用におすすめです。はっ水性能付きで、結露したときも内部がもれないようになっています。
ゴム製のドローコードが付いており、肌寒いときはコードを締めることで保温も可能です。フルオープンにすれば、掛け布団のように使うこともできます。
また、ファスナーの内側には、かみ込み防止用の生地が配されているので、ストレスなく使えるでしょう。
イスカ レクタ 350
NANGA「AURORA light 350 DX」
保温力と軽量性を両立した、3シーズンで使えるマミー型シュラフです。
ダウン素材を使ったアイテムはファスナーのかみ込みがストレスになりがちですが、YKK社の特殊パーツを使うことでかみ込みを低減しています。
メーカー独自の防水透湿素材・AURORALIGHTを搭載し、保温効果を高めると同時に、内部への浸透を防ぎます。
表地と裏地の間に通気性の高いメッシュ生地を配するボックスキルト構造により、ダウンの持つ保温効果を最大限に引き出しているのもポイントです。下限温度は0℃なので、寒い冬でも安心して眠れるでしょう。
ナンガ AURORA light 350 DX
おいしいキャンプ飯ができる「調理ギア」
料理はキャンプの大きな楽しみのひとつです。キャンプで料理を楽しむために、調理器具もそろえておきましょう。キャンプ初心者におすすめの調理器具を3つ紹介します。
トランギア「ツンドラ3 デュオーサル」
2〜3人分の料理を作れる、フライパンとコットのセットです。
ソースパンの外側にはアルミを、内側にはステンレスを使っており、両者の長所を引き出しています。アルミは熱伝導率に優れ、スピーディーな調理を可能にします。ステンレスは耐久性が高いため、さびにくく手入れが簡単なことが特徴です。
キャンプ用の調理器具は持ち運びのしやすさも重視しなければなりませんが、取っ手が取り外し可能なため、収納性に優れています。また、同メーカーの他製品とのスタッキングも可能なので、一式そろえるのもありです。
トランギア ツンドラ3 デュオーサル
SOTO「レギュレーターストーブ」
料理をするには、バーナーが欠かせません。CB缶を使用するので、ランニングコストも控えめです。
レギュレーターストーブはマイクロレギュレーター機構により、寒冷地や長時間使用の際でもドロップダウンによる火力低下がありません。
五徳とバーナーが別々になっている分離型のため、一体型と比べ安定感が高く、キャンプ初心者でも安心でしょう。キャンプ料理を楽しみたい人には、おすすめのバーナーです。
SOTO レギュレーターストーブST-310
DOD「BEETLE FIRE PIT」
焚き火をするなら、焚き火台を用意しましょう。近年は、ほとんどのキャンプ場で直火が禁止されています。数ある製品の中でも、BEETLE FIRE PITは足を差し込むだけで組み立てができるので、初心者におすすめの焚き火台です。
ディスクは直径50cmで、後から遠慮なくまきを足せるほど十分な大きさです。中央に向かってくぼんだ形状なので、空気が入りやすく火が消えにくくなっています。
また、附属のハンガーポールを接続すれば、鍋料理を作ったりケトルでお湯を沸かしたりもできます。別売りのテキーラテーブルと組み合わせることで、よりゴージャスなたき火台にすることも可能です。
DOD BEETLE FIRE PIT
使いやすさ抜群のアイテム「テーブル・チェア」
テーブルやチェアはレンタルもできますが、余裕があればそろえておきたいアイテムです。初心者におすすめのテーブルとチェアを紹介します。
スノーピーク「TAKIBI Myテーブル」
天板がオールステンレスなので、熱に強くて丈夫。アツアツの料理が入ったダッチオーブンを直接置くこともでき、焚火サイドでは欠かせないタフなサイドテーブルです。2つに折りたためてコンパクトになるため、収納や持ち運びにも便利です。オプションのステンレストレー1ユニットを下段にセットすれば棚としても活用できます。
サイドのハンギングバーには細かいツールをかけることができます。
ステンレストレーを設置すれば、飲み物などを置く棚になります。
Snow Peak(スノーピーク) TAKIBI Myテーブル
コールマン「リゾートチェア」
耐久性と軽量性、座り心地全てを兼ね備えたチェアです。大型ショッピングセンターやアウトドアショップなど、幅広く流通しているのも魅力のひとつ。
座面には丈夫なポリエステル、座り心地にも定評があります。
アームレストにはカップホルダーが付いており、スマホやドリンクの収納が可能です。キャンプに限らず、ガーデンやベランダなど、あらゆるアウトドアシーンで活躍してくれるでしょう。
コールマン リゾートチェア
自然に溶け込む優しいあかり「ランタン」
夜の光源として、ランタンも必要です。近年では、光の微妙な調節ができたり、LEDライトながらキャンドルの炎のようなゆらめきを表現できたりするもの多く、キャンプサイトをおしゃれにしてくれます。
GENTOS「LEDランタン」
LEDランタンの代名詞ともいえるGENTOS、数多くのアウトドアズマンに愛用されています。20ルーメンから440ルーメンまで、必要に応じて光量を調整することができます。
防滴・耐衝撃仕様なので、アウトドアでの使用はもちろん、非常時にも活躍してくれそうです。引っ掛けフックも付いているので、テントの天井につるすといった使い方もできます。
ランタンです。
GENTOS LEDランタン エクスプローラー
LOGOS「Bamboo ゆらめき・コテージランタン」
土台部分が竹製となっているおしゃれなランタンです。ゆらめきモードをONにすれば、キャンドルのような炎の様子を再現してくれ、雰囲気は抜群です。
光量は無段階で調節が可能で、好みの明るさに合わせて調節できます。
USB充電式なので、モバイルバッテリーやパソコンから充電できることを特徴のひとつです。また、USB出力ポートも搭載しているため、スマホ約2台に充電もできます。おしゃれなだけでなく、機能性にも優れたランタンです。
ロゴス Bamboo ゆらめき・コテージランタン
まとめ
キャンプ初心者はいきなり全ての道具をそろえるのではなく、必要性の高いものから徐々にそろえていきましょう。
テントやシュラフ、調理道具は特に必需品といえるので、まずはそこから購入してみてはいかがでしょうか。予算の都合で手が出ないものは友人から借りたり、キャンプ場のレンタルサービスを使ったりして調達するのもおすすめです。
便利グッズはキャンプに慣れてきたタイミングで、必要なものからそろえていきましょう。キャンプの回数を重ねるごとに、キャンプサイトがおしゃれになっていくはずです。お気に入りの道具をそろえて、最高のキャンプデビューを飾りましょう。