ソロキャンでもバーベキューをしよう
キャンプの王道、バーベキュー。大自然の中でジューシーに焼いたお肉や野菜のおいしさは何ものにも代えられません。
しかし、ソロキャンでバーベキューとなると、少々ハードルが高いもの。まず、焼き台や鉄板など、設備の準備や後片付けに手間がかかります。最近ではひとり用の焼き台セットも市販されていますが、どれが使いやすいか、通販サイトを眺めているだけではピンときませんよね。
そこで今回は筆者が愛用している、ソロバーベキューにぴったりな焼き台をご紹介します。その名も「炉ばた焼き 炙りやⅡ」。ひとりでもおいしく楽しいバーベキューをしたい方は、ぜひご参考にしてください。
炉ばた焼き 炙りやⅡとは
今回レビューする「炉ばた焼き 炙りやⅡ」は、オレンジ色のカセットボンベで有名な岩谷産業が製造する、1~2人用の炉端焼き機です。
諸説ありますが、炉端焼きの名前は仙台が発祥といわれており、炭火で焼いた魚介や野菜をウリにする居酒屋を指す言葉です。店から提供された食材を自分で焼く「セルフ炉端焼き」も存在し、この商品はセルフ炉端焼きを自宅やアウトドアで気軽におこなえるのがコンセプトです。
本体のサイズは横幅が40.9cm、縦幅が21.4cm、高さが13.4cm。パーツは大きく分けて、本体、水皿、輻射板(ふくしゃいた)、網の4つ。本体のバーナーから出る火の熱で、網に乗せた食材を焼く調理器具となっています。
次の項目からは、このアイテムの魅力を3点解説していきます。
炉ばた焼き 炙りやⅡの魅力
魅力1.カセットボンベが使えて準備が楽
バーベキューで障害になりがちなのが、火の用意です。薪を集めたり火を起こしたりはキャンプのだいご味ではありますが、初心者にはやっぱりハードルが高いですよね。
炙りやⅡは、燃料にカセットボンベを装着してつまみをひねるだけで、着火が可能。面倒な火の準備を大幅に省略できますよ。とにかくバーベキューを楽しみたい人にぴったりといえるでしょう。なお、カセットボンベは別売りなのでご注意ください。
魅力2.輻射熱の力でムラなく美味しく焼きあがる
輻射熱(ふくしゃねつ)とは、遠赤外線で伝わる熱のことをいいます。
たとえば炭火焼きでは、炭そのものに食材を直接当てませんよね。炭火から少し離して食材を置いておくと、炭から出る遠赤外線で食材がじんわりと加熱されていきます。この時の熱が、輻射熱なのです。
炙りやⅡには、この輻射熱を効率よく伝えるための輻射板が付属しています。本体のバーナーから発する火で輻射板を暖めることで、輻射熱を放出。その熱で、網の上のお肉や野菜を焼きあげる寸法です。
なぜ、直火ではなく輻射熱を使うのでしょうか。それは、輻射熱が食材をおいしく焼きあげてくれるからです。
輻射熱による加熱は直火と比べて均一に進むため、ムラなく炙ることができます。また、表面を万遍なくすばやく加熱するので、旨味を逃さず閉じこめる効果も期待できるのです。
例えば輻射熱で仕上げた焼肉は、肉汁たっぷりでジューシー。このように、お店の味をアウトドアで贅沢に堪能できます。
魅力3.網焼き、串焼きどちらもできてレパートリーが広い
炙りやⅡは網焼きだけでなく、串焼きにも対応しています。網でバーベキューを楽しむだけでなく、その日の気分によって焼き鳥や海鮮串焼きにチャレンジするのもいいでしょう。
串焼きへの切り替えはとても簡単で、輻射板についている串焼きステーを網の代わりにセットするだけ。「前半は焼肉で、後半は串焼きにしよう」なんて使いわけも面白いですね。
使い慣れてきたら、バーベキューや串焼きだけでなく、いろいろ試してみるのもおすすめです。
たとえば、
- サンマやアジで焼き魚
- しょうゆやみそを塗った焼きおにぎり
- 串に刺して焼きマシュマロ
などもおいしいですよ。アレンジメニューに挑戦しやすいのも、このアイテムの利点ですね。
最後に
以上、岩谷産業の「炉ばた焼き 炙りやⅡ」をご紹介しました。今回はキャンプでの使い道を中心にお伝えしましたが、もちろんお家でも使えます。
特別なキャンプをもっと特別に。あるいは、普段の夕食をちょっと豪華に。そんな調理器具をお求めの方に、イチオシの商品ですよ。